romance 13 ページ14
さっきまでの笑顔はなく、強張った勇太の顔。
少し、やつれた気がする。
「どうしたの」とは聞かずに、大学の話をぽつぽつとしながらケーキを食べる。
ベッドに座った勇太の手から、空になったお皿を取り上げて、自分の分と重ねて彼の机の上へと置いた。
「勇太」
「なに？」
「最近、寝れてないの？」
ぴくりとその肩が揺れた。
ぷっくりとした涙袋の下には、かわいそうなくらいクマができてる。近くで見ると、やっぱり頬が痩けた勇太は、顔色も悪い。
「うん」
思いの外、素直にうなずいた。
「横になったら。いてあげるから」
まだ小さいうちに部屋を与えられて、それまでお母さんと一緒に寝ていた勇太がひとりで寝るようになった頃。
朝、フラフラしながら「寂しくて眠れない」と半ベソをかいていたこともあった。
基本、寂しがり屋だから。
ひとりで行動するのは平気。でも、ひとりで放っておかれるのは、不安。
わたしも、その気持ちはちょっとわかる。
わたしのことばに目を見開いた勇太は、黒目がちの目を何度か瞬かせて、ゆっくりと首を縦に振った。
小さな子どもに戻ったような気がした。
手を握って、横になった勇太の髪を撫でる。
「ねえ、こっちきてよ」
「へ？」
瞑っていた目をぱちりと開くと、勇太は横たわっていた体を後ろにズラした。
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レジーナ(プロフ) - どさんこさん» ありがとうございます(^ ^)少しでもお暇潰しになれば幸いです☆ (2020年5月15日 17時) (
レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
どさんこ(プロフ) - うわあ〜！！！！！！待ってました！ありがとうございます(^^) 私も最近は海人と神宮寺の爆イケ具合が上がってきてます！！これから楽しみに読ませて頂きますね(^^)またきます！頑張ってください。 (2020年5月15日 17時) (レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レジーナ | 作成日時：2020年5月15日 13時
