romance 12 ページ13
その後、わたしの通う大学の推薦を余裕で勝ち取った成績優秀な勇太は、年が明ける頃から少し苛立ちが目立つようになった。
とはいえ、受験でピリピリするシーズンだったから、そんなにみんな気にしていなかったようだけど。
話しかけても返事がおざなりだったり、そもそも聞いていなかったり。
女の子に話しかけられたときはいつもソフトな物腰で対応していたのに、ラブレターを持って家の前で待っていた女の子に声を荒げたり。
大学生になっていたわたし自身、会うことも少なかったから、たまにすれ違うときに様子を伺うくらいだったけど、あの時期はずっと、どこか思い詰めたような目をしていた気がする。
勇太の卒業式の日、お祝いだからと招かれてお隣の家へ食事に行くと、神宮寺のおばさんが困ったように話しかけてきた。
「あの子、最近なんだか機嫌悪くって。推薦も決まってもっとのんびりしててもいいのに」
そう言われてはいても、食事の席ではちゃんとニコニコ親たちの相手をしていた勇太は、食べ終わると早々に部屋に戻ってしまった。
おばさんと目配せをして、デザートのケーキを手に勇太の部屋を訪う。
「勇太、ケーキ食べよう？」
開けてくれないかな、と思っていたけど、扉はすんなりと開いた。
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レジーナ(プロフ) - どさんこさん» ありがとうございます(^ ^)少しでもお暇潰しになれば幸いです☆ (2020年5月15日 17時) (
レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
どさんこ(プロフ) - うわあ〜！！！！！！待ってました！ありがとうございます(^^) 私も最近は海人と神宮寺の爆イケ具合が上がってきてます！！これから楽しみに読ませて頂きますね(^^)またきます！頑張ってください。 (2020年5月15日 17時) (レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レジーナ | 作成日時：2020年5月15日 13時
