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季節は冬
暖房がはいってるとはいえ、教室の中は寒かった
セーターの裾を伸ばし、萌え袖にして授業を受けていた
『さむい』
呟いていた
廉 「 何おまえ、寒いの。
ん、これ、使えや」
席が隣の廉に聞こえていたみたい
私に自分が持っていたカイロを差し出した
『 えっ！ どーしたの笑』
普段ツンツンしてる廉だったから驚いた
廉 「 いいから！ 受け取れ！
可愛げないな
それに、風邪引かれたら困るし///」
廉がカイロを押し付けた
『う、うん。 ありがとう！
廉、優しいね」
私はカイロを受け取った
その後、前を向いた廉の耳が赤い気がした
廉もカッコイイからモテるらしい
結構ツンツンなのに
でも、こういう優しさがいいのかもね
この時、廉にちょっとキュンとした
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作者名：しの | 作成日時：2017年5月28日 15時
