10. ページ10
「…A」
翌朝。
教室で珍しく研磨が話しかけてきた。
「…なに」
「…バレー部、マネージャーやってくれない？
昨日から、クロがうるさい」
…あぁ、あの、黒尾先輩。
「…なんで？
別に私、黒尾先輩と関わりないし、必要なくない？」
「…そうだけど」
研磨がゆっくり俯いていく。
「じゃあなんで、」
「なんとなく気になったから」
「…は？」
突然後ろからかかった声に、思わず低い声が出る。
声をかけてきた人物は、相変わらず胡散臭い表情を浮かべる、デカい先輩だった。
「なんかさー、気になっちゃって。
昔と変わりすぎじゃない？
ちょっと心配になった」
黒尾先輩に、何がわかるんだろう。
「…いや、そんなの小学生とかの話じゃん。
変わってるのなんて当たり前じゃないですか」
少し敵意のこもった視線を浴びせ、頬杖をつく。
「まぁまぁ、見学だけでも来てよ、Aチャン」
じゃ、研磨よろしく、と去っていく3年生を一睨みし、私の席の前に立つ研磨の方を向く。
「…ねぇ研磨、行かなきゃだめなの」
「…連れてく」
…はっきり言って、めんどくさすぎる。
黒尾先輩も
…研磨も。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
た ま ご の き み 。(プロフ) - #まどかさん» ただいまです！（笑）ありがとうございます、頑張ります！(*^^*) (2018年7月14日 20時) (
レス) id: 2f2f403aba (このIDを非表示/違反報告)
#まどか(プロフ) - おかえりなさいです！(？)これからたのしみにしてます(*^^*) (2018年7月14日 20時) (レス) id: 3fa50f0937 (このIDを非表示/違反報告)
た ま ご の き み 。(プロフ) - #まどかさん» こんばんは、コメントありがとうございます！ありがとうございます、楽しんできますね！帰ってきたら更新頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします！(｡･ω･｡) (2018年7月9日 18時) (レス) id: 2f2f403aba (このIDを非表示/違反報告)
#まどか(プロフ) - こんばんは！修学旅行楽しんできてください！( ´∀｀)楽しみに待ってます！ (2018年7月9日 18時) (レス) id: 3fa50f0937 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：た ま ご の き み 。 | 作成日時：2018年7月1日 18時
