長電話 ページ10
*
ホテルの前までジフンくんが送ってくれた。
WZ「2人のことは俺がとやかく口出すことでもないですけど…応援してますから」
『うん、ありがとう。変に気使わせちゃってごめんね？楽しかった！』
WZ「いえ。あの…俺もAさんと食事できて楽しかったです」
そう言いながら耳を赤くしてそれじゃまたってジフンくんは帰っていった。
ホテルの部屋に戻ってシャワーを浴びてベッドにダイブする。
もしかしたらミンギュくんに逢えるかもって思ってたのにあんな形で逢うとは思ってなかった。
ミンギュくんの周りには可愛い女の子がたくさんいて、適度に遊んでるのわかってたじゃない。
私は幼なじみっていう…勝手に特別枠みたいに思っちゃってたけど、ミンギュくんにとっては本当にただそれだけのことで。
大事にしてくれるのもこれからもずっとお隣さんとして仲良くしていかなきゃいけないからなのかも。
実際私だってそうだったもの。ほんの１年くらい前までは単なるお隣の男の子だったんだから。
自分で自分に言い聞かせる…それでも。
『あーーーーもう！！！』
枕に顔を埋めて足をバタバタする。
色々考えたって。知らない女の子と2人でいる光景を見たって。
結局ミンギュくんのことを好きだと思ってる私がいるからどうしようもない。
やっぱり面倒くさい。幼なじみって。
こんな面倒くさい関係なのにどうしてお話のなかではうまくいくのか不思議だよ。
やっぱり現実はどうしたってうまくいかないものなの？
〜♪♪
枕元に放り投げてたスマホが震えてる。
『もしもし？』
「今なにしてんの？」
こんなタイミングでハニからだった。急な出張でって場所を伝える。
『友達とご飯食べて戻ってきたとこ。明日の午後帰るよ』
JH「そっちにいる友達って…あいつ？ミンギュ」
『あー違うよ。ほら、クリスマスに紹介したじゃない。ジフンくん。道で偶然逢ってさ』
JH「あー。ジフナか…ところでさ」
ハニからの電話は明日の食事のお誘いだった。
ＯＫはしたけど、さっきのミンギュくんを思い出して私も勝手だなって少し自己嫌悪。
そのあとジフンくんと食べたお肉が美味しかった話とか、ハニからは出張土産はアレがいいコレがいいと色々言われて長電話をしてるうちに眠くなって、明日ねって言って電話を切って寝た。
電話の最中、何度もミンギュくんからメッセージが来てたのも知らずに。
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KEICO(プロフ) - NINEさん» おまちどうさまでした笑 ミンギュくんが鈍感すぎて私もハラハラしてました← これからもミンギュくんの応援お願いしますね♪ (2019年8月25日 10時) (
レス) id: 9c97ed23ae (このIDを非表示/違反報告)
NINE - ミンギュ動き出しましたね！ミンギュファイティン！行け、行くんだ！と毎日応援しております！笑 (2019年8月23日 22時) (レス) id: b9fb184c3a (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - バナナカフェオレさん» 落ちていただいてありがとうございます！やはりハニくんぐらいのイケメンに強引にされたら…そうなりますよねえ笑 (2019年7月31日 9時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
バナナカフェオレ(プロフ) - ハニ様の強引さドストライクです！ 私はもう、落ちました (笑) 応援してます！ (2019年7月30日 14時) (レス) id: 126d65d5b4 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - NINEさん» 癒されてるなんて…ありがとうございます！やっぱりハニくんの少しの強引さ…いいですよね？普通の女子ならこの時点でハニくんにコロッといっちゃってますよね笑 (2019年7月24日 12時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年7月9日 11時
