お隣の彼 ２

いいやつだな ページ45

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JH「ふーん、順調そうで」


『順調っていうか…まだ一ヶ月も経ってないし』


JH「だな。そんな短期間にダメだったら俺が諦めた意味」


会社帰りの居酒屋。帰ろうとしたらハニから飯いこーって連絡がきて飲みに来た。


ミンギュくんと付き合うって伝えてから初めて逢う。


JH「俺と飯食うってちゃんと言ったのかよ」


『うん、いってらっしゃいって言ってた』


JH「おお、随分余裕じゃん」


って笑いながらビールを飲むハニ。


ううん、ミンギュくんきっといい気持ちはしてないんだろうけど。


俺に遠慮してジョンハンさんと逢わないとかしなくていいからってミンギュくんが言った。


『ハニは私の大事な友達だからって…ミンギュくんが』


JH「へえ。顔がいいだけのチャラ男かと思ったら、意外といいやつじゃん」


ハニってば口は悪いけどホントはそんな事思ってないのもわかってる。


今までだって私のことあーだこーだ言いながらも優しく見守ってくれてたから。


JH「…あれから俺、しばらく連絡してなかったじゃん？」


毎日とまではいかないけど3日に1回くらいは連絡がきてたのがここ数週間なかった。


やっぱり友達のままいるなんて無理なのかなって少し諦めかけてた。


『うん、だから今日連絡きて少しビックリしたよ』


JH「俺なりに多少は葛藤してたわけですよ。そんなすぐに諦めつかねーもん」


料理を口にしながらさらっと話す。


JH「でもさ、俺にとってもAは好きな子だったけど大事な友達でもあるし。あと…あいつによろしくって言われちゃったし？」


あの日私を迎えに来たミンギュくんが、私をこれからもよろしくおねがいしますなんてハニに言ったのを思い出した。


『あー…、あ！そういえばあの時ミンギュくんになんか言ったでしょ？何言ったの？』


あのあとしつこく聞いたけどミンギュくんは教えてくれなかった。


JH「んー？ひみつー」


ハニもふふんって笑って結局教えてくれなかった。






MG「おかえり」


帰宅してただいまって連絡したらすぐにかかってきた電話。


MG「楽しかった？」


『うん。ハニがね、ミンギュくんのこといいやつだなって。褒めてた』


そういうと、何もしてないのにって言いながら嬉しそう。


『いい人に決まってる。私の彼氏だもん』


MG「そんな可愛い事言われたら逢いたくなるじゃん！」


きっと電話口で口を尖らせてるだろうミンギュくんに私だっていつも逢いたい。




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