お隣の彼 ２

社会人1ヶ月 ページ5

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社会人になってすでに1ヶ月。


毎日のように先輩社員についてクライアントさんやイベントに顔をだす。


外出がなくても社内研修があって、夕方になるとその日の事をレポート提出して帰宅。


覚えることはたくさんあるけど、毎日が新鮮ですごく楽しい。


仕事帰りに先輩がご飯に誘ってくれたり、きっと先輩たちにも恵まれてるんじゃないかな。


ただやっぱり慣れない生活だからか帰宅すると疲れてすぐ寝ちゃったりして。


ミンギュくんからの連絡にも朝気づくことが増えてしまった。


忙しそうだけど頑張ってねって言葉だけで私のパワーにもなってるけど。


逆にこちらから連絡しても今度はミンギュくんが電話にでなかったりで。


学生と社会人ってこんなに活動時間が違うものだった？





週末。金曜日。


ハニからそろそろ飲もうぜって言われて会社帰りに約束した居酒屋に向かった。


到着して案内されるとすでにハニは到着してた。


JH「よう」


『え。頭…』


金髪だったハニの頭が黒髪に戻されてた。


JH「さすがに会社行くのに金髪では行かねーよ」


『全然違う人みたい…でも黒髪似合う！かっこいいよ』


だろーってまんざらでもない様子。


黒髪でスーツ姿のハニは落ち着いた感じで素敵な男性になってた。





JH「仕事どう？楽しい？」


『今は先輩について色々まわって覚えるので精いっっぱいかな。でも皆良い人だし楽しいよ』


JH「やっぱ周りって大事だよなー俺んとこの先輩も超良い人でさぁ…」


入社してから逢うのが初めてだからかお互い仕事の話で盛り上がる。


同期とランチで話したりもするけど別の会社のことを聞くのも楽しい。





途中トイレに行って戻るとハニが頬杖ついて目だけを私にやった。


『ん？どうかした？』


JH「電話。鳴ってた」


テーブルに置かれたままのスマホの画面をONにすると不在着信のお知らせ。


『あ…』


キムミンギュの文字にドキドキする。


JH「そんなとこに置いておくから目に入っただけ」


ありがとう教えてくれてってそのまま席に座る。普通にできてるかな。


JH「かけなおさなくていいのかよ」


『ん、帰ってからする。どうせご馳走してーとか言うんだよ。初任給出た話をしたから』


JH「離れてるのに連絡とるとかマジで仲良いんだな」


『ここんとこ忙しいからたまにだけどね』


JH「なーんかやっぱ嫉妬するなあ。そいつにだけは」


軽く笑いながらハニはビールを飲みほした。




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