良かったじゃん ページ40
*
『おまたせ』
待合せ場所にいつものように先に到着しているハニ。
JH「おう。夏休み楽しんでた？」
『うーん、海行ったくらい…かな』
JH「なんだ、暇だったのかよ。俺が電話したタイミングの時だけ？」
海に行った翌日に食事に誘われて、予定があるってウソをついて断った事に少し心が痛んだ。
st「いらっしゃいませ。ゆっくりしてってください」
ハニの言ってたとおり、私が以前から行きたがってたお店にはハニの知合いが働いていて
さっそくサービスですって食前酒なんかつけてくれたりした。
雰囲気もオシャレなカジュアルイタリアンで、そんなお店だからかカップルも多い。
JH「良い感じの店だな。A選択眼いいじゃん」
『あ、ああ。うん、そうかな』
ハニが色々話しかけてくれるのに、どうしてもミンギュくんのことを言わなきゃっていうのが頭をかすめてうまく受答えできてないのが自分でもわかる。
JH「A」
急に名前を呼ばれてハッとすると、頬杖をつきながら私の事をじっと見るハニ。
『な、なに？』
JH「言いたいこと言ってスッキリしないと、これから出てくる飯味わえねえぞ」
『ハニ…』
JH「そんな顔してたら何かあることくらい俺じゃなくてもわかるわ」
やっぱりというか、そんな誰にでもわかるような顔してたのか、私。
JH「しかも俺にとっていい話じゃないんだろ？」
そこまでわかってて、私が少しでも話を切り出しやすいようにしてくれてる。
ハニの優しさはずっと解ってたはずだけど、こんな時まで優しいなんて。
『えっと…あのね…』
JH「下向かないでこっちちゃんと見て」
その言葉に俯いてた顔をあげるとハニが優しい目で私を見ている。
JH「いいから言ってみ」
『あの…ミンギュくんと付き合うことに…なったの』
言い終わってまた下を向いてしまうとハハって笑う声。
JH「なーんで、そんな悲しそうな顔すんだよ。良かったじゃん」
良かったじゃんって言われて顔をあげるとニコって笑ってる。
『だって…私…』
JH「好きな子が誰のこと想ってるかなんてわかってたよ」
遅かれ早かれそうなる気がしてたよって。
JH「あいつがAのこと好きなのまるわかりだったし？」
『えっ』
JH「大晦日に逢った時にすぐわかったけどな」
『そんな前？気づかなかった…』
だろうなって笑われる。
JH「できればお互いに気づいてほしくはなかったけど」
ハニにはずっとかなわない。
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KEICO(プロフ) - NINEさん» おまちどうさまでした笑 ミンギュくんが鈍感すぎて私もハラハラしてました← これからもミンギュくんの応援お願いしますね♪ (2019年8月25日 10時) (
レス) id: 9c97ed23ae (このIDを非表示/違反報告)
NINE - ミンギュ動き出しましたね！ミンギュファイティン！行け、行くんだ！と毎日応援しております！笑 (2019年8月23日 22時) (レス) id: b9fb184c3a (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - バナナカフェオレさん» 落ちていただいてありがとうございます！やはりハニくんぐらいのイケメンに強引にされたら…そうなりますよねえ笑 (2019年7月31日 9時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
バナナカフェオレ(プロフ) - ハニ様の強引さドストライクです！ 私はもう、落ちました (笑) 応援してます！ (2019年7月30日 14時) (レス) id: 126d65d5b4 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - NINEさん» 癒されてるなんて…ありがとうございます！やっぱりハニくんの少しの強引さ…いいですよね？普通の女子ならこの時点でハニくんにコロッといっちゃってますよね笑 (2019年7月24日 12時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年7月9日 11時
