お隣の彼 ２

明日の約束 ページ39

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今夜はお隣からミンギュくんがお世話になったからって食事にお呼ばれ。


２家族で楽しく過ごしてたらポッケの中で震えたスマホ。


チラッと確認するとメールが届いてた。


ジョンハンあの店いつ行く?夏休み終わっちまうぞ


ハニからだった。


数日浮かれて忘れてたわけじゃない。心のどこかにずっと引っ掛かってた。


ミンギュくんだってなんとなく言葉や行動の端々にハニを気にするようなところはあったし。


私にちゃんと好意を示してくれたんだから、ハニにはちゃんとミンギュくんとのこと言わなきゃ。


そっと席を外して外に出る。


『もしもし』


JH「まーったく。Aからの連絡待ってたら夏休み終わるとこだった」


『ごめんね、連絡しようと思ってたのに結局ハニが先だった』


電話の向こうでしょうがねえなってケラケラ笑ってる。


『あのさ明日、明日の夜行けるかな。あのお店』


JH「はは、唐突だな。いいよ、明日な」


ハニに言わなきゃって思ったら何だか前のめりな感じで誘っちゃったけど、笑いながらも快くOKしてくれた。


待合せの場所と時間を決めて電話を切って戻ると少し口をとがらせて私を見るミンギュくん。


あ、またこれ察してる感じだな。





MG「ねえ…さっきさ…」


きた。お皿洗い2人でするよってミンギュくんが言って2人で立つ流し台。


やっぱりさっき席外して電話しに行ったのバレてた。


『お察しの通りだよ。逢ってくるね、明日』


MG「え、明日！？」


『だって…このままなのも良くないでしょ？』


MG「なんか…ごめん」


『謝らないでよ。何も悪くないんだから』


悪いのはむしろ私。ハニの好意はわかっていたのに甘えてたから。


それでもミンギュくんは少しシュンとしてる。


『あ、もしかして…私が思いなおしたりするんじゃないかって心配してない？』


MG「なっ、そんなこと…！あっ」


洗ってたお皿がツルっとミンギュくんの手を離れてシンクの桶に落ちて水が二人の服に撥ねた。


『もうー。服濡れちゃったじゃん、ていうか図星？動揺してる』


MG「だって。Aちゃんが変なこと言うから」


『その心配はいらないから、ね』


そう言って笑うと、ミンギュくんはスポンジを握る私の手をキュッと握った。




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