お隣の彼 ２

意識しすぎないように ページ4

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目の前でニコニコ微笑むハニ。


私のこと気に入ってるって…。


JH「なんだよ。俺が気に入ってもない子のこと誘うとでも思ってた？」


『いや、そうじゃないけど…』


ユジョンやミョンホにもそんなような事言われてきたからわかってはいる。


だけど実際にそう言葉にされるとどう反応したらいいかわかんなくて。


改めて綺麗な顔で見つめられると恥ずかしくなって俯いてしまう


JH「そんな顔すんなって。今すぐ付き合いたいとか言ってるわけじゃねえから」


そう言ってハニは笑ってるけど、それじゃあ逆に私が意識しすぎちゃってるみたいで余計に恥ずかしいよ。


JH「Aとこうやって飯食うのとか楽しいしさ、変に意識されてぎこちなくなられても困るんだわ」


どうやら今のところ女友達の中で一番のお気に入りという部類らしい。


『そ、そっか…突然言うからビックリしちゃって』


JH「はは、ミンギュってやつのせいかもなー。妙な対抗心ってやつ？」


そう言って鼻歌歌いながら次は何飲もっかな〜なんて言ってる。


あの日、ミンギュくんがハニに対して多少なりともヤキモチ妬いてくれてたのを思い出して少し胸がキュッてなった。


ハニを目の前にそんな事を考えるのは失礼かもしれないけど…ミンギュくんのことはやっぱり好き。








JH「そういやAって職場どこなんだっけ」


帰り道で聞かれたから、就職先の最寄り駅を答えると。


JH「え、マジ。俺の会社隣の駅〜！」


『わ、そうなんだ？近いんだねー』


ハニが結構運命的じゃね？なんて言ってる。


JH「たまには…会社帰りに飲みに行けるといいな」


『そうだね。お互い仕事の愚痴だらけにならないようにしなきゃ』


Aこれからもヨロシクな〜って手を差し出されたから手を出すと、違うこっちって手を繋がれた。


途端にさっき言われたこと思い出して意識してしまいそうになったけど、


ハニがほろ酔いでご機嫌なのでそのまま家までの道を歩いた。


こうやってたまに会って食事するのは私も楽しいし、私にとっては結構貴重な同い年の男友達のハニ。


とりあえずはハニが言うように変に意識はしないで今まで通り仲良くできればいいなって思った。


そして、これから新しく始まる社会人生活に少しだけ不安を覚えていたけど、ハニのおかげで少し和らいだ気持ちになったのも確か。



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