お隣の彼 ２

買い物 ページ24

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ママってばミンギュくんが急遽家に泊まることになってウキウキしてる。


昔っから可愛がってたもんね。今もだけどミンギュくんて甘え上手だし。


ママが嬉しそうだから、まあいっか。


出かける準備を済ませてお昼近くになってリビングに行くと荷物を持って戻ってきたミンギュくんがテレビを見てた。


『ふふ、くつろぎすぎでしょ』


MG「だって第二の実家みたいなもんだからね。久しぶりに帰ってきたーって感じ」


弟がいたらこんな感じなのかな…ってそもそも弟にドキドキなんてしないよね。


それからママの作ったお昼ご飯を一緒に食べて買い物に出た。


『そういえば何買うの？』


MG「まずは新しい水着でしょ。それからＴシャツと…あ、海遊びのグッズとか？」


『サンクリームも買わなくちゃ』


MG「Aちゃんは水着買わないの？」


『去年買ったけどほぼ着てないのあるから。それに基本ラッシュガード着てると思う』


MG「あー。ミョンホのイベント人多そうだしその方が無難だね。でもいざとなったら俺が守るよ」


年末のカウントダウンイベントを思い出して胸がギュってなった。


あの時も人が増えてギュウギュウになって…ミンギュくんがずっと手を繋いでくれた。


また…手繋いでくれるのかな。


『ミンギュくんがそう言ってくれるなら安心してミョンホのダンス見れるね』


私のドキドキとは裏腹に、任せといてなんて得意げな顔をしてた。


ミンギュくんが欲しいものを買うために色んなお店を回って、どっちがいいって意見を聞かれたり。


『ねえ、そんなバズーカみたいな水鉄砲買う気？誰に向かってやるつもり？』


大きな水鉄砲を持って目を輝かせてるとこなんて子どもっぽくて可愛いなって思うのに、


Ｔシャツを選ぶのに鏡に向かって体にあててる姿はモデルさんみたいでカッコよかった。



MG「Aちゃんのおかげでいいの買えた！」


『なーんもしてないよ、私』


MG「どっちがいいか選んでくれたりしたじゃん」


『あ、大きい水鉄砲買うの阻止したりね』


MG「あれは欲しかったのに…」


色々買い物を終えた帰り、早い時間から開いてるダイニングバーに入って買ったものを確認する。


MG「はい、これ。Aちゃんに」


そう言って渡された袋。さっきミンギュくんがＴシャツ買ったお店。


『え、なあに？』


いいから開けてみてって促されて中を見たら…。


ミンギュくんが買ったのとお揃いのＴシャツが入ってた。




*

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