お隣の彼 ２

仲のいい幼なじみ ページ17

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ミンギュくんが帰省してきてから数日。


会社から帰れば家に来ていたり、夜コンビニ行こって誘われたり。


いつも全然逢えない分、それはそれで嬉しいんだけど。


またあっちに戻ったら逢えなくなったときの落差が激しそうだな。


今日も一緒にコンビニ行ってアイスを買って帰る。


MG「明日さ、高校の同窓会なんだー」


『そうなんだ？じゃあミョンホも一緒に？」


MG「うん、卒業以来だから2年ぶり！」


楽しみだなーって嬉しそう。同窓会ってワクワクするよね。


『高校生のミンギュくんのこと…私全然知らないや。制服姿見て同じ高校だーって思ったくらい』


MG「高校どころか中学の俺だって知らないでしょ。Aちゃんは彼氏さんとラブラブだったから」


ニヤニヤ笑って痛い所を突かれた。


『あー。まあ、それは…すみません』


何であやまるのさってミンギュくんが笑う。


MG「今だから言うけどさ。Aちゃんに初めて彼氏ができたとき俺すっげーショックだった！」


『え？』


前にもお隣のママが言ってた。私にカレができたときショックだったみたいって。


MG「なんかさ、カレのこと好き〜！って顔しててさ。あんなAちゃん見たことない！って中学生ながらに思ったんだよね」


あんなAちゃんって…どんな顔してたんだろ。


その「好き！」って顔…今ミンギュくんにもしてるんじゃないかって思うんだけど。


ミンギュくんて自分のことになるとちょっと鈍感だもんね。


『もー。そんなの見られてたの恥ずかしすぎる』


MG「でもそれで挨拶ぐらいしかしなくなっちゃってたのかも、俺。遠くに行っちゃった気がしてさ。Aちゃんが」


挨拶ぐらいしかしなくなったのは、小学生と中学生、中学生と高校生…単純に生活サイクルが違ってきたからだって思ってたけどそうじゃなかったんだね。


MG「あ、別にAちゃんが悪いっていってるわけじゃなくって」


慌てて否定するミンギュくんが可愛い。


『今はまた近くにいるよ？こうやってまた仲良くなれて良かったなって私は思ってるし』


MG「ん、俺も。良かった」


ってミンギュくんが嬉しそうに笑う。


MG「これからもずっと仲のいい幼なじみでいよう。俺たち」






やっぱり幼なじみの枠って簡単に壊せないのかな。


ねって無邪気に笑うミンギュくんの隣で、フワフワしてた気持ちが一気にしぼんだ気がした。




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