おかえり ページ16
*
え？？ミンギュくんがお迎えって何？
『駅まで行ってくる！』
帰ってきたばかりなのにそのまま家を飛び出して来た道を走って戻った。
迎えに行くとか連絡きてたのかなって思ってスマホを見てみたけど何も来てない。
どこにいたんだろう？帰宅の人がたくさんいたからかちっとも気づかなかった。
駅に近づく。私がいつも使う改札の前のベンチ。
何をするわけでもなくボーッと改札を見つめるミンギュくんがいた。
『ミンギュくん！！』
少し大きな声で彼の名前を呼んで駆け寄るとワッて驚いた顔でこっちを向いた。
『ごめん！全然知らなくて。家に帰ったらママがミンギュくんが駅に行ったって…ハァ』
髪ボサボサじゃんって息を切らして走ってきた私の乱れた髪を驚いた顔をしながらそっと直してくれるミンギュくん。
頭に触れた彼の手にドキドキする。
MG「遅いなって思ってたんだ…もしかして違う改札から出た？」
『ううん…ここから…』
MG「じゃあ、俺が見逃しちゃったのかな。ビックリさせようと思ったのに」
逆に俺がお迎え来てもらっちゃったねって眉毛を下げて笑った。
MG「Aちゃん走ってきたの？」
『だって…』
MG「もうー。そんなに俺に早く逢いたかった？」
茶化すようにニヤニヤする。
『ママがミンギュくん一緒じゃないのなんて言うから。焦るでしょ？』
ううん。ミンギュくんの言うとおり早く逢いたかったよ。
だけど走って汗かいて…きっとメイクもドロドロ。久しぶりに会うのにな。
『ミンギュくんおかえり』
とりあえずバッグの中のハンカチで汗をおさえながらそう言えば。
MG「ただいま。Aちゃん」
って笑うその笑顔はやっぱり私の好きなミンギュくん。
それから帰り道にあるコンビニで私の好きなラムネアイスを買って2人で食べながら帰る。
MG「今年は少し長めにこっちにいることにしたんだ」
『そうなんだ？おばさん喜んでるんじゃない？』
MG「まあね。あのさ、Aちゃんが会社休みの時たまには遊びに行こうよ」
『うん、もちろん。いつでも誘って？』
MG「でも…他に色々予定あるんじゃない？」
『えー全然だよー』
MG「そっか。良かった」
『何よ、良かったって。私の暇を喜ばないでよ』
MG「はは、ごめん」
ミンギュくんからのお誘いに単純に喜んでた私は、この時まだ知らなかったの。
ハニに送られてきた私をミンギュくんが見ていたことを。
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KEICO(プロフ) - NINEさん» おまちどうさまでした笑 ミンギュくんが鈍感すぎて私もハラハラしてました← これからもミンギュくんの応援お願いしますね♪ (2019年8月25日 10時) (
レス) id: 9c97ed23ae (このIDを非表示/違反報告)
NINE - ミンギュ動き出しましたね！ミンギュファイティン！行け、行くんだ！と毎日応援しております！笑 (2019年8月23日 22時) (レス) id: b9fb184c3a (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - バナナカフェオレさん» 落ちていただいてありがとうございます！やはりハニくんぐらいのイケメンに強引にされたら…そうなりますよねえ笑 (2019年7月31日 9時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
バナナカフェオレ(プロフ) - ハニ様の強引さドストライクです！ 私はもう、落ちました (笑) 応援してます！ (2019年7月30日 14時) (レス) id: 126d65d5b4 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - NINEさん» 癒されてるなんて…ありがとうございます！やっぱりハニくんの少しの強引さ…いいですよね？普通の女子ならこの時点でハニくんにコロッといっちゃってますよね笑 (2019年7月24日 12時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年7月9日 11時
