電話 ページ17
*
Aごめん、バタバタしてて出しそびれちゃってたよ
メッセージをだしたらすぐにスマホが震える。画面にはキムミンギュの文字。
『もしもし？』
MG「もう、家？」
『うん。ちょうど帰ってきたとこ』
MG「ミョンホと一緒にいるなんて思わなかったよ。あいつ合コンとか行くやつじゃないのに」
『だからお互い頼み込まれて行ったんだってば』
MG「ふぅん。Aちゃんと俺の親友が仲良くなるのってなんだか変な気持ちだな」
連絡先は交換したけど、仲良く…まではいってないんだけどな。
ミンギュくんという共通の話題があったから話が弾んだだけで。
『夏に私を見かけたとき一緒にいたんだって？その時に昔の写真とか見せて説明されたから覚えてたって言われたよ。もう、昔の写真なんて恥ずかしい…』
MG「俺の幼なじみかわいいでしょって見せたんだからいいじゃん」
『そういう問題じゃ…』
ちょいちょい "かわいい" って単語使ってくるからそのたびにドキッとする。
MG「連絡してねって言ったのに」
電話越しに聞こえる少し拗ねたハスキーな声がくすぐったい。
『あーごめん…でもそっちから連絡くれたって良かったのに』
MG「内定決まって色々忙しいのかなって気をつかったんだよ」
『私もそっちに戻って楽しんでるのかなって気をつかったの』
MG「もしかして俺からの連絡待ってた？」
『そういえば連絡ないなーって思ったりはしたけど』
さっき "連絡待ってたのに" というメッセージを見て、私だって待ってたのにって少し思った。
だけど待ってたなんて言ったらミンギュくんに何か特別な感情を持ってるみたいで。
MG「なーんだ、俺だけか。連絡待ってたの」
どこまでミンギュくんが本心で言ってるのかもよくわからないのに、そう言われてまた心臓が早くなる。
MG「ねえ、またこの電話っきり次は冬ですとか無しだかんね」
『はいはい、わかりましたー。ていうか、そっちからしてくれれば返事するのに』
MG「うわ、めんどくさがってる。あと、こっちに遊びに来るのも忘れないでよね」
『ふふ。もう…注文が多いなあ。忘れてないから。また連絡するね』
MG「ん、久しぶりにAちゃんの声聞けて良かった！じゃね、おやすみ！」
私からもおやすみって言って切った電話。
夏休み以来のミンギュくんの声を聞いて頬が緩んでる自分に気づく。
声を聴いてた右耳が熱い。
*
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しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (
レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって！ミンギュ前途多難ですな(ﾟ∀ﾟ)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年5月10日 17時
