拗ねモード ページ16
*
少しだけ久しぶりに聞いたミンギュくんの声。
『元気にしてる?』
MG「ちょっとどういうこと?なんでミョンホといるの?」
私の問いかけに応えもせずミョンホくんといる理由を尋ねられる。
『友達に誘われて飲み会行ったらたまたまね』
MG「それって…合コンってこと?」
『まあ、そうとも言うね』
MG「だってミョンホ…」
と、ミンギュくんが何かいいかけたときにミョンホくんがスマホを取り上げてテレビ電話に切り替えた。
スマホの画面にうつったミンギュくんは家にいたみたいでヘアバンドに眼鏡なんてかわいい姿。
帰ってからまだ1ヶ月もたってないというのにすでに懐かしい気分になってしまう。
T8「ミンギュ、アンニョーン」
私も画面におさまるようにミョンホくんは少し私に寄ってかがんで画面の向こうのミンギュくんに手を振る。
MG「アンニョンってお前…合コンとか行くタイプだったっけ?」
T8「まさか。お世話になってる先輩から人数合わせで頼み込まれたんだよ。そしたらAさんがいた」
『あ、私も頼み込まれて行ったんだよ?びっくりしちゃった、ミンギュの知合いですかって聞かれて』
MG「それでなんで今2人なわけ」
T8「帰る方向同じだから送ってるんだよ。俺ら家近いじゃん」
テレビ電話にしてからずっと口を尖らせてるミンギュくん。
MG「なんだよー。楽しそうでずるい」
T8「ああいう席苦手だからAさんいて助かったよ。お前という共通の話題あったし」
『冬に帰ってきたら3人でご飯いこ、ね?』
拗ねて少しお子ちゃまモードになってるミンギュくんを何とかなだめて電話をきった。
『ミンギュくん拗ねてたねー』
T8「Aさんが取られちゃうって思ったんじゃないですか」
『あはは、取るも取らないもずっと挨拶程度で、夏休みに小学生ぶりぐらいにまともに話したんだよ?』
T8「それでもミンギュにとっては大事な幼なじみなんだと思いますけどね」
ずっと話してもなかったのにそう思ってくれてたんだとしたら素直に嬉しいけど。
そう思うと中学からの10年近くお隣のくせに疎遠にしてたことに申し訳なさも感じた。
ミョンホくんと連絡先を交換してまたご飯でもってバイバイして家に入ると、タイミングよくスマホが震える。
ミンギュ合コン行ってる時間あるなら俺にも連絡してよね
ミンギュ連絡待ってたのに
まだ少々拗ねモードのミンギュくんからだった。
*
742人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって!ミンギュ前途多難ですな(゚∀゚)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しぇるび | 作成日時:2019年5月10日 17時