ランチとケーキ ページ26
DK「そ、そんな。一人暮らしの女性の家にあがれないですよ!」
『大丈夫だよ。ハニとかも来たことあるし。冬になると皆でお鍋とかするんだよ』
うーんって考えて、じゃあお言葉に甘えますっていうソクミンくん。
『どうぞ。あ、ソファにでも座ってて。お昼…まだだよね?ちょうど作るところだったから一緒にお昼たべよ?』
DK「何から何まですみません…」
パスタを茹でて、サラダを作る。人に作るの久しぶりだな。
しかもその相手がソクミンくんだなんて。
昨日あんなことがあったおかげでまたソクミンくんと前みたいに話せてる。
送るように言ってくれたスニョンくんに感謝しなくちゃ。
できたよーってダイニングテーブルにペペロンチーノとサラダを並べる。
DK「わあ、手料理とか久しぶりです。いつも外食とかコンビニだから」
いただきますって言うと同時にパスタを食べる。
DK「Aさん、料理上手なんですね。めっちゃ美味しいです」
私に向けられる大好きなソクミンくんの笑顔。
『良かったあ、誰かに作るなんて久しぶりだったから不安だったよ』
DK「お礼しに来たのにこんなに美味しいお昼ご飯までご馳走になっちゃって…」
『誰かと一緒に食べた方が食事も楽しいから』
ソクミンくんはおいしいおいしいって言ってお替りまでしてくれた。
デザートはソクミンくんが買ってきてくれたケーキ。
『うーん、やっぱりここのケーキ最高!ありがとうソクミンくん』
DK「喜んでもらえて何よりです。僕の勘違いで僕まで食べられて良かったです」
2人で顔を見合わせて笑う…と、ソクミンくんが申し訳なさそうな顔をして
DK「あの…僕、ここんとこずっと変な態度とってましたよね。ごめんなさい。Aさんに彼氏がいたんだって思ったら、その…どうしたらいいかわかんなくて。」
思い返せばウォヌが家に来たくらいからだった。ソクミンくんからカトクが来なくなったのは。
『何かしたかなって心配してたんだけど、もういいよ。こうやってまた話せたし』
DK「勝手に勘違いして勝手に変な態度とったのに…Aさん優しすぎますよ」
ソクミンくんの優しい笑顔を見たらなんでも許せてしまう。
と、同時にソクミンくんが遠くに行ってしまうかもしれない事が思い出されて胸がキュウっとなった。
DK「あ、え?Aさん?」
急にソクミンくんがオロオロしだす。
気づいたら私、泣いてしまってた。
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KEICO(プロフ) - satoetu61さん» 楽しみにしてくださってありがとうございます。ほんわかした雰囲気が皆様に伝わってるなら嬉しいです (2019年1月29日 10時) (レス) id: f3c720e0c5 (このIDを非表示/違反報告)
satoetu61(プロフ) - ソクミンくんと年上彼女の穏やかな雰囲気がいいですね。もうすぐお話終わっちゃいますか?いつまでも見たいお話です。更新楽しみにしています。 (2019年1月28日 21時) (レス) id: 8a70a7e8ec (このIDを非表示/違反報告)
KEICO(プロフ) - mkinspritさん» 彼氏になったソクミナには年下彼氏の良さも出しつつ男らしい一面も見せられたらなって思ってます。楽しみにお待ちくださいね。 (2019年1月25日 0時) (レス) id: 9c97ed23ae (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ようやく!彼氏になったソクミナが楽しみ過ぎます!終わっちゃったら…どうしよー笑笑楽しみにしてますね^_^ (2019年1月25日 0時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
KEICO(プロフ) - satoetu61さん» ありがとうございます。私も自分で読んでキャーってなってました笑 (2019年1月21日 1時) (レス) id: 9c97ed23ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SHELLBee | 作成日時:2018年12月28日 17時