Happy Day 2

何かあった？ ページ18

ある日の帰り、駅の改札を出ると改札前のベンチにミンギュくんがいて私を見つけて手を振ってる。

『どうしたのミンギュくん、待ち合わせ？』

MG「ううん、ヌナの事待ってたんだ」

『えっ。予定あって夜遅かったりしたらどうするつもりだったの』

MG「俺の勘！来ると思ってたの！」

すごい…動物的勘なのかな、やっぱり。

MG「あのさ、これからご飯食べに行かない？」

スニョンくんの言う通りだな。いつも急だって言ってた。

『ふふ、まあ何も予定もないから良いよ。』

MG「やった。待ってて良かった〜。」






MG「…と、何かあった？」

『へっ？』

MG「だからさ…ヌナ、ソクミナと何かあった？」

食事をし始めてしばらくして、ミンギュくんから急な質問をされて二度聞きしてしまった。

『何もないというより最近は連絡もしてないけど』

MG「いや、あのさ？ソクミナが…ヌナは年上で社会人俺たちとは世界が違うとか急に言い出して」

『ソクミンくんが？』

MG「こんな事ヌナに言うのはなんだけど…ソクミナもヌナの事好きなのわかってるよね？」

『まあ、うん…』

MG「最近ヌナの話するとあからさまにはぐらかすんだ。それでなんかあったのって聞いたらそんな事。」

『私何かしたかな…』

一番最後に朝の電車で別れたソクミンくんを思い出すと胸が少し痛い。

MG「そっか…喧嘩したとかじゃないんだね？」

何があったかなんて私が聞きたいくらい。

『喧嘩だなんて…連絡もしてないのに。どうしたんだろうね』

平静を装いながらも頭の中は疑問とショックでいっぱい。

MG「そんな事言われたって俺はヌナが好きだけど、ソクミナとヌナが喧嘩とかしてたらそれはそれで嫌なんだ。」

やっぱりあの電車の時点でソクミンくんの中で何か私にたいして思うことがあったのかな。

『私からソクミンくんに聞いた方がいい？』

MG「何もないなら良いんだ。ごめん、変なこと聞いて。ヌナは気にしないで…って気にするか」

私にごめんねって上目づかいで手を合わせるけどミンギュくんは何も悪くないよ。

ソクミンくんは確かに年下で大学生だけどなんとなく彼とは波長が合うなって思ってた。ソクミンくんはそうじゃなかったみたいだね。

自分の気持ちを自覚したとたんにこんな事…もっと若ければ勢いで本人に聞けるのにな。

なんて、こんなところだけ変にオトナぶる自分が嫌になる。

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