登校 ページ2
俺は靴を履いて玄関を開けた
由佳「もう!遅いよ!15分くらい待ったんだから!」
「別に良いだろ、時間はまだまだあるんだから」
由佳「駄目だよ!時間は大切にしないと!」
「いつも待ち合わせ時間より10分遅れてくる奴に言われても、説得力がないなー」
由佳「うぐっ…!」
ぐうの音も出ないとはこのことか
由佳「あっ、あれはメイクとか着替えに時間がかかってるから、しょうがないの!」
「あー黙れ黙れー、それより俺お前のせいで飯食えてねえんだわ、お前が急かすから」
由佳「途中でコンビニに寄るんだったら私もお菓子買ってこー」
「高校では食うなよ、あの高校ルールとかにうるさいから」
由佳「分かってるってー!」
由佳「ほんとに分かってるんだか…」
俺らは二列になって歩道を歩き始める
由佳「ねぇねぇ、今日家いっていい?」
「片付けてなくてもいいんだったら」
由佳「あっ、おじさんは大丈夫なの?また部屋の中で暴れてるんじゃ…」
「大丈夫、親父は今頃外で酔い潰れてるよ、それにまた俺とか母さんに手を出さないように、飲む時は外で飲むようにさせてるんだ」
由佳「ほんとにAのおじさんってお酒飲むと人格変わるものねー、普段はあんなに優しいのに」
「別に親父は優しくなんかないよ、アイツなんかね」
由佳「そっか…あっ、コンビニついたよ!なんか買ってこ!」
「なんか買ってこじゃねぇんだよ、俺はしっかり買う物があんだよ」
由佳「私グミ買っていこっかなー!」
「あんま店で大声出すなよ?恥ずかしいから」
「おにぎりとサンドウィッチに、昼飯の弁当もついでに買っていくか」
ウィィーン
店員「ありがとうごさいましたー」
「結局何も買わなかったのか」
由佳「うん!」
「よし学校行くか」
由佳「1限目から数学かー!嫌だなー!」
そんな世間話をしてたら、いつの間にか学校に着いていた
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作者名:一般ピーポー(ただのちいかわファン) | 作成日時:2024年1月3日 23時