人間を一切信じなくなった六子の妖怪達は幻想郷からやってきた風神と雷神の二人と仲良くなるお話。[妖怪松×東方] (ページ11)

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妖怪と仲良くなろう作戦！ページ11

想夢side

想「…そーいえば、その妖怪、どーする？」

魔「食事中に言うなよ…。」

妖怪「…。」

想「んー…あ、そうだ！いいこと思い付いた！」

魔「…なんだ？(またむちゃくちゃなこと言うんだろうな…。)」

想「この子と一緒に暮らそう！」

妖怪「…はぇ？」

魔「…え？」

想「と、言うわけで…今日から私達と一緒に暮らそうね！」

魔「…別に生活に支障をきたさないならいいが…。」

妖怪「い、いいんですか…？」

想「まーね。君、名前は？」

雪「…白銀雪です。」

想「ほうほう。んじゃ、こっちも名前教えなくちゃね。私は魂魄想夢。宜しく！」

魔「私は霧雨魔理沙だ。よろしくな。」

雪「はい！宜しくお願い致します！」

想「早速だけどさ、雪。」

雪「？何でしょうか？」

想「あの六子妖怪について、何か知らない？」

雪「…はい。彼らは、人間に親を殺され、自分達も酷い目にあわされて、その怒りで一時期人間を大量に殺したと…。」

魔「…そうか。」

だから人間に対してあんなにも冷酷なのか…。
彼等も被害者の立場だ。
だか、それと同時に殺人をしている罪人でもある…。

…少しでも彼等の心にある哀しみを取り除きたい。

…決めた。

想「あの六子達と仲良くなろう！」

魔「…だが彼奴等は私達みたいな存在とはまた違う。この世界の全人類に憎しみを抱いている。仲良くなるなんて…。」

想「物は試し！当たって砕けろだよ！なので！明日！早速！探しにいくよ！」

魔「…砕けちゃ駄目だろ…はぁ…仕方ない。」

雪「…あのー…私もですか？」

想「あったりまえよぉ！ついでにあの白蛇と仲直りしな！じゃ！おやすみ！」

雪「あっ！？ちょ…！はぁ…どうしよう…。」

魔「まぁ…その…頑張れ…。あはは…。」