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亡者 ページ5
想夢side
人間「お…おねがいだ！この村を救ってくれ！！」
そう言って私に土下座する人間。
私は溜め息をついてから
想「……その亡者は？何処にいるの。」
人間「……！あ、えと、ずっと東の山の奥にいる、でっかい楓の木の下にいつもいるんだ！！」
想「……分かった。」
何処にいるか分かっているのなら後は簡単だ。
想「…ここか。」
こりゃまた大きい楓の木。
まぁ、うちの×××にはかなわないけど。
想「何処にいるかな…。」
ガサッ
想「っ！！」
ザシュッ
想「…は。」
腕に深い切り傷。
そこから出る紅い液体。
想「一体何処にっ…！？」
私は分かった。
こいつは亡者じゃない。
単なる“化け物„だと。
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作者名：魂魄 想夢 | 作成日時：2017年4月23日 14時
