銀座デート ページ49
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バレないかなとか写真取られないかなとかそんな不安も、二人で居たら不思議と何にも怖くないって思える。
映画館では私の観たいものを選ばせてくれて、手を繋いだまま席についた。平日だからか前の方に一組いるだけで人は全然居なかった。
『映画なんて久しぶり』
「映画館は俺も久しぶり」
映画を観ているときにちらっと横目で知義を見ると、真剣な表情で、暗がりでスクリーンに照らされる知義はとてもかっこよくて、ぎゅっと手を握った。
知義は視線に気づいて私の方を見た。
「どうした？」
小声で聞いてくる知義に首を横に振ってなんでもないと答える。
そっと頬に手を当てた後、顎をくいっと上に向けられキスをされた。驚く私をにひひと笑って、知義はまたスクリーンに向き直した。
映画も終わり、映画館を出る。
『映画館でキスするなんて』
「したくなったから仕方ねえだろ」
『魔王様だ...』
冗談を言いながらウィンドウショッピングをしていると、あるお店で可愛い○○○を見つけた。
そのお店に入ってそっと値札を見てみると、私のいつも見ている値段よりもゼロが一つ多かったので諦めた。
そろそろ出ようかなと知義を探すと袋を下げてこっちに歩いてきていた。
「はい。今度これ着て出かけよ。』
『え、めっちゃ高かったのに、いいの？』
「俺と一緒のときに着て」
私のことは本当になんでもお見通しみたいで、とても嬉しくて知義の腕に抱きついた。
その後もあれやこれやと私の靴や上着、お揃いのパーカーなども買ってくれて、帰りには大荷物になっていた。
『こんないっぱいありがとね』
「ずっと我慢させてたし、いつものお礼」
知義はぽんぽんと私の頭を撫でて、夜は店予約してあるから行こっかと言った。
お店について私も知義もお酒を飲んで、コースのお料理をじっくり味わいながら食べた。
『あー、本当に幸せ。ありがとう。』
「幸せならよかった」
帰りのタクシーを待っている時に、ふと夜空を見上げると星がたくさん輝いていた。
『わあ、星が綺麗』
「ここでこんな見えるんだな」
『知義と居たら星まで行けそう』
「なんだそれ」
知義はけらけらと笑った。
知義だけあれば他に何も要らない。そう思いながら二人、手を繋いでタクシーを待った。
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こめこぱん(プロフ) - 10000hit、コメント、お気に入り登録ありがとうございますm(_ _)m更新できるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします(*^^*) (2018年11月24日 23時) (
レス) id: cb564efc9f (このIDを非表示/違反報告)
こめこぱん(プロフ) - Pさん» わああ(o_o)きゅんきゅんを提供できたなら光栄です(T-T)少し更新できてませんでしたがまた足を運んでもらえると嬉しいです(o^^o) (2018年11月24日 22時) (レス) id: cb564efc9f (このIDを非表示/違反報告)
P - 本編も番外編もキュンキュンしながら読ませて頂きました！これからもお話し楽しみにしております！ (2018年11月24日 10時) (レス) id: b5372a6ba4 (このIDを非表示/違反報告)
こめこぱん(プロフ) - 知乃さん» ありがとうございますううう(T-T)短編集少しだけ更新してます(o^^o)番外編も更新できるように頑張ります<(_ _)> (2018年11月17日 14時) (レス) id: cb564efc9f (このIDを非表示/違反報告)
知乃 - すっごい面白かったです！！番外編、短編集楽しみにしてますっ！！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ (2018年11月16日 19時) (レス) id: 636fd12327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こめこぱん | 作成日時：2018年10月30日 2時
