喧嘩【番外編】 ページ43
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今日知義と初めて喧嘩をした。
理由は本当に些細な事だったのだがそれがとても大きな問題となってしまった。
とある動画で知義がスーツを着ていて、それがとてもかっこよくて、少し不安になって、遠くな存在みたいで寂しい、ファンもたくさんいるから女の子選びたい放題だねなどと、頑張ってる知義を貶すことを言ってしまった。
いつもだったら喧嘩になんてならずいちゃこらして終わるはずが、知義もスケジュールが詰め詰めで疲れていて、頑張ってる俺が嫌いなの？そんな言い方ないんじゃない？とそこからは売り言葉に買い言葉でお互いヒートアップして、私がお家を出て今に至る。
思い返してみても完全に私が悪いし、本当に可愛くない彼女だと思う。
振られてもおかしくないと思って涙が溢れる。
とぼとぼとお家の最寄駅の周辺を歩いてみるが夜中だからか、酔い潰れてベンチに寝ているサラリーマンが一人しかいない。
そのサラリーマンから少し離れたベンチに座り、この駅のイルミネーション綺麗だったよなあ、知義と一緒に見たなあとか、考えるうちにどんどん悲しくなって膝を抱えて俯く。
しばらくそうしていると二、三人の男の人の声が聞こえてきた。絡まれても嫌なのでそのまま気づかないフリをする。
「おねーちゃん、一人？」
「パンツ見えてるよ」
「見せてんだろ？一緒に飲み行こーぜ」
絡まれた。最悪だ。
脚を降ろして男たちを見る。ブサイクがなに言ってんだ。私もその程度だと思われていることに腹が立つ。
『気分じゃないんで』
「つれねーこと言うなよ」
「気分にしてやるから行こーぜ」
男たちは余程暇なのか食い下がってくる。
その面を見て誰が気分が乗ると言うのだろうか。
『いや行かないです。帰ってください。』
「調子乗んなよ、てめぇ」
『どっちが調子乗ってんの？鏡、見たことある？あんたたちと遊び行くほど程度低くないし。』
「女だからって容赦しねーぞ」
男が拳を上げた。もうどうにでもなれ殴るもんなら殴れと少し自暴自棄になっている私は、立ち上がりもせずに反射的に目を瞑る。
私に降ってくるはずだった拳は後ろから誰かに掴まれていて男も驚いている。
「そいつ、俺の女なんだけどなんか用あんの？」
知義が男の腕を離して私の前に立つ。
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こめこぱん(プロフ) - 10000hit、コメント、お気に入り登録ありがとうございますm(_ _)m更新できるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします(*^^*) (2018年11月24日 23時) (
レス) id: cb564efc9f (このIDを非表示/違反報告)
こめこぱん(プロフ) - Pさん» わああ(o_o)きゅんきゅんを提供できたなら光栄です(T-T)少し更新できてませんでしたがまた足を運んでもらえると嬉しいです(o^^o) (2018年11月24日 22時) (レス) id: cb564efc9f (このIDを非表示/違反報告)
P - 本編も番外編もキュンキュンしながら読ませて頂きました！これからもお話し楽しみにしております！ (2018年11月24日 10時) (レス) id: b5372a6ba4 (このIDを非表示/違反報告)
こめこぱん(プロフ) - 知乃さん» ありがとうございますううう(T-T)短編集少しだけ更新してます(o^^o)番外編も更新できるように頑張ります<(_ _)> (2018年11月17日 14時) (レス) id: cb564efc9f (このIDを非表示/違反報告)
知乃 - すっごい面白かったです！！番外編、短編集楽しみにしてますっ！！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ (2018年11月16日 19時) (レス) id: 636fd12327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こめこぱん | 作成日時：2018年10月30日 2時
