さとり少女の災難

スパハニ（スーパーハニー）な毛利さん。 ページ10

園「び、美人だって古明地さん！」

『それはありがとうございます
ヤンキーさん(棒)』

世「古明地さん素晴らしき棒読みだな」

隣で世良さんが苦笑するのが聞こえた気がするがあっさり無視する。

だって、こういうタイプはやたら口だけ大きいかばさんですので間に受ける方が可笑しいというものです。

まだかばさんの方がたくさんの人類に愛でられます。

『そんな反吐が出るお世辞はとっとと閉まって私達を席に案内して下さいヤンキーさん』

安「ひどいですね、僕は本当にそう思っているというのに」

『はいはいわかりましたからどこ座ればいいですか？』

安「ふふっ、釣れないですねぇ」

そう言ってヤンキー(仮)は私たちをカウンターに1番近いボックス席に案内した。

安「ご注文はなにになさいますか？」

私はメニューを覗かず荷物を置きながら答えた。

『アップルパイとブラックコーヒーで』

蘭「えっ、古明地さんってブラックコーヒー飲めるんですか？」

『はい。ここの、いい感じに苦くて美味しいんですよ。
あと、その敬語は外して下さい。
私たちは同学年ですので』

蘭「そっ、それなら古明地さんもだよ！」

『いえ、これは元々のキャラですので』

蘭「…………んまぁ、そう言うなら」

そう言って毛利さんが少しふてくされた様子で頷いた。

ほんっっっっっっっとに可愛いですね貴方。

誰ですか毛利さんの彼氏というのは。
どんだけ女見極める目があるというのですか。

園「それじゃあ、私はあかりちゃんって呼んでもいい⁉」

『えぇ、構いませんよ』

世「そうか？ならあかり君だな！」

なるほど、世良さんは薄々予感していますが俗に言う男の娘という奴なのですね。
これのタイプは男より女にモテるタイプだというのが今まで視てきて思った感想です。

尻軽なヤンキーはお帰り下さい！→←ポアロにヤンキーなんていません!!

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