さとり少女の災難

デ○警部 ページ25

蘭「あかりちゃん、ここに住んでるの……？」

『はい。人は1人しか住んでませんよ』

園「こんなに広いのに……？」

『はい』

すると何故か三方向から抱きつかれた。

世「大丈夫、私たちがいるからな」

園「1人じゃないからね……」

蘭「辛い時はいつでも言ってね！」

『…………はい』

うう、どうしましょう。これはどこで離れたらいいのかわからなくてこのままになって気まずくなるやつです。



( 雰 囲 気 ぶ っ 壊 し )



目「…………ごほん」

すると背後からあの警察の人の席が聞こえた。

えーっと、名前は……。

さっき性格好い人(仮)はなんて言ってましたっけ。

あ、日暮警部？( 違 う )

まぁいいです。適当にデ○警部とでも呼んでおきますか。

それか容姿のまんま太っ腹警部も悪口ありません。

いや、長いし語呂悪いからやはり○ブ警部がぴったりですね！





颯貴：何度も言います。
散々暴言吐いてんのはあかりであり私じゃないです！
かれこれ目暮警部は好きですので。
このお話は八割あかりが主要キャラに悪口言いまくるものなんでご了承下さい。





目「もう一度確認します。
貴方がこの家の家主で間違いありませんね？」

するとデ○警部に再度聞かれた。

『はい、間違いありません。
戸籍上は祖母のものになっているはずです』

目「お名前をお聞かせ願いますかな？」

『古明地あかりと申します』

目「わかりました」

『その、本当になにがあったんですか？』

さっきさらっとこの人に質問シカトされたの覚えてますからね。警部でしょ貴方。

高「あぁ、実はこの家から異臭がすると通報があってね。
調べてみた所死体の臭いの可能性があるから、この家の家主に話を聞こうにしてもいないし、何故かここに登録されているのはもう逝去なさっている方だし、ということでね」

『異臭、ですか？』

しかも、死体の臭いだなんて。

目「この家の中で遺体が放置されている可能性もあるからな」


｛……もしかしたらこの少女が遺体を隠している可能性だって十分あるのだからな｝


いや、ナチュラルに疑われてます？


しかも、現在進行形なうで。

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