episode 19 ページ20
男主 side
ここはホークスがよく使っていると言うジムだった。
よく見ると俺とホークスしかいない。
「見返す、って言ってもまずは体力づくりからだね。」
『えー、俺、早くしたいのに。』
そう言うとホークスは微笑んだ。
俺も笑い返す。
『あ、そーいえば。』
『なんかカラス見たいなのも職場体験来てなかったっけ？ そっちはいいの？』
「ああ、そっちは俺のサイドキックの人達がやってくれてる。」
「というか、他の人の心配してる場合？ 早く体力つけないと追いつかないよー？」
揶揄うようにトレッドミルを指さした。
俺は少しイラつきながら言い返す。
『走るのはできるから！ 他がちょっと苦手なだけ！』
「はいはい分かったよ笑」
『....絶対わかってないだろ...』
俺はしぶしぶトレッドミルに足をおいた
__________
そこから体力づくりが終わるまで、最初は軽く動かす程度で俺の体に負担をかけないように考えてくれていたが、最後の方はなかなかにハードなものだった。
俺の様子を見にきたカラスがわざわざスポーツドリンクを買ってきてくれた。
ちゃんとお礼もしたし、なんか知らんけど仲良くなった。
「USJの時も思っていたんだが、無華衣のヒーロースーツはジャージのようだな。」
『ジャージのようってか、俺はジャージって言ったんだよね。そしたらこれがきた。』
「ほう、やはり無華衣は黒が似合うな。」
『髪が黒だからかな？ 多分そうだと思うし、俺普段黒っぽいのしか着ないんだよね。目立ったものは好きじゃないし、』
「それも一つの個性だ。俺も暗黒のものしか着ないからな。」
『暗黒って言うの....かっこいいな、なんか。』
という会話をしていたらホークスに後々苦笑いをされてしまった。
「.....こんな話をするのもなんだが、何か困った事があるならば話してくれ。」
『....いいの、？ 俺、結構めんどくさい事言うかもだけど。』
「全然いい。俺はお前と友達になりたいからな。」
『友達...！』
今まではあんまり友達と呼べる仲がいなかった為、友達が出来るのはすごく嬉しかった。
雄英に入って嫌な事は普通にあったけれど、俺にとって友達と呼べる人がいる事は、とても大きなものだった。
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雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
