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ほうもんしゃ ページ16




梅side

「ふ‐ん、極悪る(きわめる)・・・・ねぇ」

2人からイザナ達の話を聞いてから数日たった
気になる事は1つしかない・・・・その子たち・・・・・・家壊したりしないかしらッ←

世の中では犯罪者と呼ばれる
私が言えないけど・・・・・・

最近、仕事も結構上手くいってて稼いでるし
いつ辞めても困りはしない

まぁ、蘭と竜のためだけに働いてるから
稼いだものは2人に使ってるんだけどね

「なぁ。ホントにいいの?」

突然、竜がそう聞いてきた
きっと人を殺してる奴らが来るけどホントにいいの?
という意味だろう

「さっきも言ったでしょ?2人の友達なら構わないって」
「・・・友達かは分からねぇけど、ありがと姉ちゃん」

竜の頭を少し撫でてお風呂に入るよう言った
蘭は疲れたのか先に寝ている
お風呂は入ったのかな・・・・

イザナ達と会うの楽しみだなぁ

────────

イザナside

少年院で出会った極悪の世代

そのうちの2人灰谷兄弟には姉がいるらしい
会わせろと言ったら姉貴に聞いてみると返された

蘭と竜胆は傷害致死
俺に比べたら大したことねぇ罪だけどそいつらの姉は気になる

ヤベェやつなのかもしれねぇ
俺は他人に興味が無い
どうでもいい

でもその女だけには興味が湧いた

明後日、灰谷家に行く
姉の許可がおりたらしい
おりなくても行くけどな

早く会ってみたい

────────

「明後日かぁ・・・」

イザナらが明後日来ると知った梅は部屋の片付けを始めようとしていた

梅や蘭、竜胆は顔が広いため様々な人間が家に来る

そのため、酒を飲んだこともあるし犯罪になることも沢山した

床にはピザの箱や酒の空き瓶など転がっていた

竜胆の将来の夢はクラブのオ‐ナ‐なためDJブ‐スもある
一言で言えば金持ちだ

仕事の事を考えながら片付けをしているとチャイムが鳴る

「はい」
インタ‐ホン越しに梅が返事をする

すると1人の女の子が立っていた

「すみません、灰谷さんのお宅でお間違いないでしょうか」
「・・・・はい。そうです」
「伝えたいことがありまして来させていただきました」

(伝えたいこと・・・?蘭か竜かしら)

「姉ちゃん、誰?」
「え?2人の知り合いじゃないの?」
「知らね。俺らに用事だったらいないって言っといて」
「分かった」

「少し待っててください」

梅が玄関へ向かいドアを開けると中々の美少女が立ってた


「あの、蘭と竜は今不在━「はッ!梅さんッ!♡」
「え?」

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作者名:金平糖 | 作成日時:2022年7月31日 17時

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