小悪魔、ときどき小鹿 *４*

君を必要とする人がいる　BH Side ページ39

「もちろんスタイリストとしてだよね？？EXOの...？」



『...私スタイリストとしてはやらないよ』





思っても見なかった返答に思わず携帯が落ちそうになった




どうゆうこと？


じゃあ、一体Aは...





『言い換えると、、やりたくない。


私、、、皆に会いたくない

会いたいけど、、会いたくないの』





正直その言葉を聞いてショックだった



でも1番これを聞いてショックを受けるのは、、他の誰でもないルハンヒョン






『スタイリストの担当は断った。

だからたぶん、、私は裏方のお仕事になると思う


ベクちゃんにもルハンおっぱにも皆にも会わないような


、、そんな仕事する』






確かにルハンヒョンとAは距離を置いた方が良いと思った






でも、、、


同じ日本に行くのに

お互い愛し合ってるのに




なのにどうしてわざわざ避けなきゃいけないんだろう？



ただ単純にそう思った。


こんなのって間違ってるんじゃないか、、、





Aの抱える重みは分からない



でも、、、それでも


今ここで2人の誤解を説かなかったら



一体、再会した時2人はどうなってる？






『ベクちゃん私、、ルハンおっぱのこと分からなくなった


好きなのに信じたいのに、、信じれないの

こんな状態でルハンおっぱになんて会えないし、私はまだやるべきこと終えてない。

中途半端で今おっぱに会ったら私、、どうなるか分からない』






熱愛の真相をAは知らない。


だからこそ今Aは、、、誰よりも苦しんでる。




でも本当のことを俺が言ったらAは信じる？


きっと今のAにはルハンヒョンじゃないとダメな気がする。


どんなにヒョンのことも信じれなくても、、




今のAにはヒョンが必要なんだ。


そしてルハンヒョンにも...Aが必要。






『お願いベクちゃん、、私がスタッフとして参加することルハンおっぱには言わないで』



「でも...」






お願い。


ただその言葉だけ残してAとの電話は切れてしまった







.




.




言うべきか言わないべきか


その答えは見つからないままとうとう日本公演の日を迎えた__________

矛盾の中の答え→←すれ違う2人　BH Side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す