文豪から愛しい貴女へ

大和撫子 <条野採菊><末広鉄腸> ページ46

雪ノ葉さんリクエスト

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私は泉A

泉鏡花の姉です

そして、猟犬の輝子さんとは仲が良いのです

あ、年齢は敦先輩と同い年です

今日は輝子さんが同僚を連れてくるそうです

「A〜久しいなぁ！この間は蹴ったりして悪かった！」

「ううん、いい特訓になった」

そう言って輝子さんを抱きとめる

可愛い……

「あの……副隊長？何故私と此奴まで」

「美味い菓子が出ると聞いた」

「違うわ！貴様らが会いたがっていたAじゃ」

目を瞑った男性が不服そうにそんな事頼んでませんよ……と呟きながら入った後、無表情の男性が入ってきた

「泉……Aです」

そう言って取り敢えず無表情の男性に手を差し伸べるとじっと見つめられる

「……凄く美人だぞ」

「特徴とか言っていただかないと判りませんよ……」

どうやら片々は盲目なよう

「……そうだな、美しい黒髪に白い肌で整った顔だな。男子の理想を立体化したような姿だ」

「っ！？え」

「ほお……貴方が其処まで女子に言うのは珍しいですね」

そう言いながら盲目に人が前に進むが___

「あ、危ないです！」

そう言ってなんとか衝突を回避させる

目の前には机

「お気遣いありがとうございます……で？副隊長は何故此処へ」

「うむ、御主らが気にいると思ってな」

そう言った瞬間

「「気に入ったので猟犬に入ってもらおう/いましょう」」

といった

「え……？」

「気に入った。出来たら俺と恋仲になってほしい」

「黙りなさい、出来たら電話番号を教えて欲しいのですが」

「え、えっと……」

困っていると、迫ってくるお二方の前に妹が颯爽と登場した

「姉様は、私のもの」

そう言って抱きつかれる

可愛い……

「大丈夫ですよ。姉様は何処にも行きません」

そういえばお二人は絶望しきった顔をした

如何してでしょうね

「ふはは、矢張り家族の愛が一番だろうな！」

「副隊長……この展開を判って態と呼びましたね！？」

「落ち着け。ま、精々妹に負けぬようにな」

そう言いながら輝子さんが二人を引き連れて帰っていく

「あ、また今度遊びに来るから何か用意しておくじゃぞ！」

「その二人は連れてこないで」

「勿論じゃ」

そう言いながら三人は出て行った

あ、結局名前知らない……








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末「リクエスト感謝する」

条「今度行くときは教えてくださいね？」

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