文豪から愛しい貴女へ

少し大人に <宮沢賢治> ページ13

silentさんリクエスト

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私と賢治君は幼馴染みたいな関係

それが変わったのは矢っ張り都会に来てから

自分の持ってる感情が賢治君のことを“好き”なんだって知って、伝えてから

お互い、付き合っている

でも矢っ張り都会にはまだまだ私の知らない事ばかり

「Aさ〜ん」

「賢治くん！どうかしたの？」

「特には用事はないんですけど……都会で恋人同士がする事を聞いてきたんです！」

「え、何々？」

そう聞くと賢治君は満面の笑みで

「キスです！」

と言う

流石の私でもそれ位は知ってるよ

「それは私も知ってるよ？」

「はい！でも、一寸普通のキスと違うんです！してみませんか？」

そう言われて少し考えてから頷く

好奇心が負けた

「じゃあ、やってみましょう！」

そう言って賢治君がキスをする

初めて、キスをした

私のイメージではキスって短いと思っていたけど違うみたい

そう思っていると、呼吸がしにくくなって少し口を開けると、賢治君が舌を私の口の中に入れてきた

「ん！？」

そのまま驚きながらもなんとかキスをするが、つい気が抜けてへたり込みそうになったのを賢治君が受け止める

「大丈夫ですか？」

「え、あ、うん……大丈夫」

そう言いながら下を向く

なんだか凄く変な気分

「なんだか、凄いですね……都会ってすごい！」

「だね！なんか、知らなかったよ！」

そう言いながら二人で笑い合う

今度、与謝野先生に聞いてみようかな……






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賢「誰から教わったかですか？太宰さんが教えてくれました！リクエストありがとうございました！楽しんでもらえたら凄く嬉しいです！」

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