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2文字目 ページ2
｢あーーーー塾どうしよ｣
昼休み。
友達の奈子と机を向かい合わせてお弁当を食べていた。
｢どこの大学行くか決めた？｣
｢いや、全く｣
｢だよねー｣
｢っていうか、紫耀くんはどこ行くって？｣
突然の質問に食べていた卵焼きを詰まらせそうになる。
｢い、いやだから、紫耀ともう随分話してないし、、、、、、｣
｢あ、噂をすれば｣
奈子が廊下の方に目を向けると、紫耀が廊下の窓から窓側に座っている男子と喋っていた。
するとクラスの女子のほとんどが紫耀を一斉に見る。
声には出さないけど｢かっこいい｣｢イケメン｣っていう心の声が顔に出ている。
｢いやぁ、今日も人気だねぇ｣
｢そう、だね｣
幼なじみなのに少女漫画のようにはいかなくて、
ただこうやって遠くから眺めてるだけ。
少女漫画の主人公みたいにならないかな。
なんて何度思っただろうか。
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作者名：琥珀 | 作成日時：2019年10月17日 23時
