番外編 三日月宗近 終。《現代》 ページ41
斬鬼サイド
私「魅羅斬鬼。出来れば呼んで欲しくなかったなぁ…主。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
主の話によれば私は初めて戦場で振るわれるらしい。
と言っても自分で振るうのだが…
其よりも…
三日月「……。」
私「…三日…月?」
主「あれ?知り合い？」
答える前に私の体は紺の着物にすっぽりと包まれていた。
昔は顔を埋めるのはお腹だったのに気付けば伸びていた背のおかげで今は胸辺り。
暖かい体温と落ち着いた鼓動。
私「や…っと…会えた…ぅ…ぁ…」
三日月「久しいなあ…斬鬼。俺の事は覚えておったか？」
言葉にならなくて何度も頷く。
三日月「そうかそうか。」
主「あれ…俺邪魔?」
撫でてくれる手は前よりも小さく感じて時の流れを改めて感じた。
私「三日月!私…私!たくさんのものを知ったんだ。」
体を離し、顔を見る。
瞳の三日月が怪しく光った。
私「三日月が居なくなったとき…ここがすごく痛かった…これは、恋患いだったんだ!」
主「はぁっ?!まさかの告h…((三日月「口を閉じろ主。」ア、ハイ…」
顔は会わせたまま口だけ動いた。
私「…あ、会えたら一番最初に伝えようと思ったんだ。」
ふう。と息を吐き、踏ん切りをつける。
私「三日月。初めて会ったあの時から…好きだ。」
なんと可愛いげのない告白だろうか。
三日月「…ああ。俺も好いておるぞ。」
私「そうか…イヤ分かっていたさ私みたいななまくらは…………?今なんて？」
とうとう聞き間違いで行程の言葉が聞こえたか？
三日月「ふむ。言葉より行動。お主の言っておった言葉だな。」
私「み、三日月?この腰と顎の手は…」
なんだ?そう言い終わる前に私の口は何か湿ったもので塞がれた。
柔らかくふにふにしていて…何だか噛みたくなるような…
主「ああー。俺はなにも見ていない…なにも見ていないぞー。。。」
三日月「口吸いだ。」
私「……へ…あ……」
この人は怪しく笑っても綺麗なのか…
どうやら私はまだまだたくさん知らないことがあるらしい。
特にこの人については。
まあいい。これからたくさん、時間はあるから。
私「もう離れないよ。」
三日月「あい分かった。俺も離さぬぞ。」
――落ちた落ちた俺の手に。――
―知った知った君の恋。―
――離さぬよ。例え折れても。――
―離れぬさ。未来永劫。ー
〜番外編END〜
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桜龍(プロフ) - こたる@ハノッソさん» あわわわ…有り難うございます!!(;_;)了解しました!三章の終わりに書かせていただきます！ご期待に添えるよう精一杯頑張ります！ (2018年12月31日 22時) (
レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
こたる@ハノッソ(プロフ) - ２章お疲れさまでした！シラノ刀が出てくる現パロがいいです！ありきたりですが、夢主は三人を忘れてて、でも三人は夢主(本丸での元主)を覚えてる、みたいなのが桜龍さんの文章で読みたいです！３章も更新頑張ってください！！ (2018年12月31日 0時) (レス) id: e28125c434 (このIDを非表示/違反報告)
桜龍(プロフ) - さか(´×`)さん» ふぁぁぁぁ!!来てくださって感謝です！まだまだ未熟だし…そんなにうまくないですけどね…。誉めてくださり素直に嬉しいです(＊>_<)ありがとうございます! (2018年12月29日 1時) (レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
さか(´×`) - 面白かったです！ヤンデレを書くのが僕より上手くて何も言えません…鶴丸と斬鬼ちゃんのヤンデレ最高です!!見習いのかこ(平仮名で許してください)ちゃんも、すっごいいい子で良かったです！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: 1a9e06e98b (このIDを非表示/違反報告)
YUKIP(プロフ) - 桜龍さん！お久しぶりです！お話したいことがあるのでマイボードに出来れば来てください！ (2018年12月6日 22時) (レス) id: e52a61d0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜龍 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.orromame/
作成日時：2018年11月25日 19時
