6。(主人公サイド) ページ29
とある日の本丸。
私「ん…?」
鶴丸「お。起きたかい？」
少し気だるい体をゆっくり起こした。
途端にずきりと腰から腹にかけて痛んだ。
鶴丸「大丈夫か?悪いなぁここまでする気はなかったんだが……」
私「いいの。鶴丸の気持ちたくさん受け取れて嬉しい。」
にこりと笑った。
寝巻きから出陣服に着替えさせてもらい、私も、鶴丸の着替えを手伝った。
鶴丸「変なところはないかい？」
私「うん。今日もカッコいいよ。」
チュッっと口付けてから鶴丸に支えられて立ち上がった。
鶴丸「朝餉だが……食べれるか?」
私「多分。」
たまに私達を起こしに来る男子達は鶴丸がヤンデレと言うより過保護だと言う。
まぁ朝から心配しすぎだとは思うけど…それは二人きりの時だけに発動する。
鶴丸「きみ、最近架湖に構ってばかりだっただろう？いくら君を助けたとはいえ斬ってしまいそうだった。」
頬に手を添えられ、瞳を覗き込んだ鶴丸がそんなことをいった。
私「あの子は似ていたの。昔の……主に。」
鶴丸「そんなものを見ていたのか？俺じゃなくて？斬鬼……?」
そんなことない。と、光を失った瞳に訴える。
私「違うよ。それに私が鶴丸を愛してるって昨日の夜にたっくさん証明したよ？」
勿論私が誰のものなのかも確りと。
鶴丸「そうか。なら良いんだ。君は俺だけ見ててくれればいい。俺を通して周りを見てればいい。」
そう言って彼は毎朝私のフードを下ろす。
なにもみえないように。誰にも見られないように。
私は目を閉じる。何も見えないように。誰も見ないように。
鶴丸「ああ。良い子だ。」
両の目蓋に唇が落とされた。目が開けなくなる。
私「鶴丸……」
鶴丸「大丈夫だ。ここにいる。」
腕を組んで指を絡めた。そのとたん色鮮やかな部屋の情景が目に浮かぶ。
私「やっぱり鶴丸の世界は綺麗だね……」
そして…
平野「斬鬼さん!鶴丸さん!」
前田「おはようございます!朝食が出来ていますよ！」
私&鶴丸「ああ。/うん。今行くよ。」
人と関わって行く度………
酷くなってどろどろになっていく。
溶けて溶けて……
私「鶴丸と…」
鶴丸「斬鬼と…」
私&鶴丸「一つになれたら良いのに。」
〜二章END〜
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桜龍(プロフ) - こたる@ハノッソさん» あわわわ…有り難うございます!!(;_;)了解しました!三章の終わりに書かせていただきます！ご期待に添えるよう精一杯頑張ります！ (2018年12月31日 22時) (
レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
こたる@ハノッソ(プロフ) - ２章お疲れさまでした！シラノ刀が出てくる現パロがいいです！ありきたりですが、夢主は三人を忘れてて、でも三人は夢主(本丸での元主)を覚えてる、みたいなのが桜龍さんの文章で読みたいです！３章も更新頑張ってください！！ (2018年12月31日 0時) (レス) id: e28125c434 (このIDを非表示/違反報告)
桜龍(プロフ) - さか(´×`)さん» ふぁぁぁぁ!!来てくださって感謝です！まだまだ未熟だし…そんなにうまくないですけどね…。誉めてくださり素直に嬉しいです(＊>_<)ありがとうございます! (2018年12月29日 1時) (レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
さか(´×`) - 面白かったです！ヤンデレを書くのが僕より上手くて何も言えません…鶴丸と斬鬼ちゃんのヤンデレ最高です!!見習いのかこ(平仮名で許してください)ちゃんも、すっごいいい子で良かったです！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: 1a9e06e98b (このIDを非表示/違反報告)
YUKIP(プロフ) - 桜龍さん！お久しぶりです！お話したいことがあるのでマイボードに出来れば来てください！ (2018年12月6日 22時) (レス) id: e52a61d0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜龍 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.orromame/
作成日時：2018年11月25日 19時
