九つ (架湖サイド) ページ22
ここに来てから一週間。私はとっても仲良くなった刀剣様がいる。
架湖「斬鬼さーん！」
縁側に座っていた斬鬼さんが振り返ってくれる。
こんな短期間で仲良くなったのは私が初めてらしい。
鶴丸「今日も来たのか?」
鶴丸は斬鬼さんの近くに人が寄るのを嫌うらしい。
でも私にはそんな表情見せない。それどころか進んでお茶を出してくれたりする。
私「いらっしゃい…。」
フードを深く被っていて顔は見えない。これだけは、何があってもとらない。
鶴丸いわく、
鶴丸『斬鬼の素顔を見せてくれるのは俺だけなのさ。』
…らしい。あ、こうも言っていた。
鶴丸『もし、俺以外が斬鬼の素顔を見たら……俺はそいつを殺 すさ。例え刻夭や、君でもな。』
愛しているんだなってわかった。
だから見たいなんて言わない。困らせてしまうから。
私「始めようか。」
雰囲気を変えるようにそんな言葉が飛んだ。
私がここに来る理由は……
架湖「“葉よ。汝、我が銘に従いその姿を変えよ„」
術の練習。
唱えた瞬間に落ちていた緑の葉っぱが思い描いていた桜の花弁に変わる。
鶴丸「こりゃ驚いたぜ。この短い時間でここまでできるようになるなんてな。」
斬鬼さんを後ろから抱き締めている鶴丸がにかっと笑ってそういってくれる。
まるで家の鶴丸に誉められてるみたいで嬉しくなる。
私「……」
ちなみに斬鬼さんも怒らせると怖いらしい。
今?今はニコッと笑ってる。口元しか見えないけど。
刻夭「おーい架湖〜休憩しないか？」
廊下の向こうから現れた刻夭さん。
架湖「折角ですが……私は強くならないといけないので、休んでいられません。」
そう。家で待ってる彼らを…助けるために残りの一週間で出来るだけ強くならないと……
鶴丸「焦っても、強くはなれないぜ。」
いつの間にか隣に立っていた鶴丸。
が、居ると言うことは……
私「大丈夫だよ……全部吐き出して…」
ふわり…
抱き締められる感覚。梔子の良い香りがした。
架湖「斬鬼さん……」
私は誘われるように全てを吐いた。
泣きながら、ぐちゃぐちゃになって。
でも、斬鬼さんと、そのあとの鶴丸が抱き締めてくれて暖かかった。
絶対に助けるから……少しだけ…時間をください。
甘える時間を…………………
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桜龍(プロフ) - こたる@ハノッソさん» あわわわ…有り難うございます!!(;_;)了解しました!三章の終わりに書かせていただきます！ご期待に添えるよう精一杯頑張ります！ (2018年12月31日 22時) (
レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
こたる@ハノッソ(プロフ) - ２章お疲れさまでした！シラノ刀が出てくる現パロがいいです！ありきたりですが、夢主は三人を忘れてて、でも三人は夢主(本丸での元主)を覚えてる、みたいなのが桜龍さんの文章で読みたいです！３章も更新頑張ってください！！ (2018年12月31日 0時) (レス) id: e28125c434 (このIDを非表示/違反報告)
桜龍(プロフ) - さか(´×`)さん» ふぁぁぁぁ!!来てくださって感謝です！まだまだ未熟だし…そんなにうまくないですけどね…。誉めてくださり素直に嬉しいです(＊>_<)ありがとうございます! (2018年12月29日 1時) (レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
さか(´×`) - 面白かったです！ヤンデレを書くのが僕より上手くて何も言えません…鶴丸と斬鬼ちゃんのヤンデレ最高です!!見習いのかこ(平仮名で許してください)ちゃんも、すっごいいい子で良かったです！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: 1a9e06e98b (このIDを非表示/違反報告)
YUKIP(プロフ) - 桜龍さん！お久しぶりです！お話したいことがあるのでマイボードに出来れば来てください！ (2018年12月6日 22時) (レス) id: e52a61d0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜龍 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.orromame/
作成日時：2018年11月25日 19時
