六つ (架湖サイド) ページ18
〜五つの少し前。〜
私は廊下を歩いていた。
目的地はなく、ただただ、足の向くままに。
誰かが何かを呼んでいる。
助けを呼んで、悲しんでいる。
何より寂しがっている。
ふらふらと知らない廊下へと進んだ。
その時、私は今まで感じたことのない程の悲しみと殺意の神気に触れた。
急いで角を曲がると………
羽織は真っ赤。
肌は白い。
髪も真っ白な………
…
…
…
…
がんじがらめにされた刀剣……女士？を見つけた。
目隠しをされ、猿ぐつわを噛まされ、イヤーマフまでされている。
更に……………剣士の命である手を…………
……
………
彼女は失っていた。
架湖「！！直ぐにとります！！」
イヤーマフを外せば何処か驚いた顔をする。
架湖「見習いの架湖です。今どっちも取りますから……」
足には術がかけられた縄が食い込んでいて血が流れている。
千切れた手からもそうだった。
架湖「“我命ず。直ぐに彼の者から離れたまへ!!」
足の縄が外れ、痛々しい傷口が現れる。
目隠しと猿ぐつわも外せば終点の会わない瞳を向けられた。
?「ねえ人の子。鶴丸は何処?隠さないで……」
架湖「鶴丸って……鶴丸国永？この本丸では見てないけど……」
それより手入れを……そういう前に彼女は歩き出してしまう。
?「隠れんぼ？…こんなの私…嫌い。やだ……嫌だ……寂しい…寂しい…」
ポロポロ泣き出す彼女を私は見ていられなかった。
架湖「大丈夫です。私がいますから…一人じゃ無いですから…」
?「…………あ、りが……と……」
血がつくのも気にせずに私は彼女を抱きしめた。
和泉守「……何やってやがる……見習い!!!!!」
振り返ったら既に抜刀した和泉守がいた。
架湖「あ、良かった。この人怪我してて……」
小狐丸「お主がやったのだろう？」
え?何でそうなったの？
美茄「ほらぁ〜やっぱり私じゃ無いでしょう？……鶴丸ぅ」
鶴丸「………」
刻夭「そんなわけ……」
何で私が……悪いことになっているの？
その時、彼女が私の隣に立った。
刻夭「な…そんな……斬鬼の……手が……」
ぶわりと私は殺気に包まれた。
何で…何で…?
ああ……わたし、皆を……家の皆を……助けられないんだ。
斬鬼「…………助けてくれた……お礼を貴女に……」(ﾎﾞｿｯ)
架湖「え?」
今……何て？
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桜龍(プロフ) - こたる@ハノッソさん» あわわわ…有り難うございます!!(;_;)了解しました!三章の終わりに書かせていただきます！ご期待に添えるよう精一杯頑張ります！ (2018年12月31日 22時) (
レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
こたる@ハノッソ(プロフ) - ２章お疲れさまでした！シラノ刀が出てくる現パロがいいです！ありきたりですが、夢主は三人を忘れてて、でも三人は夢主(本丸での元主)を覚えてる、みたいなのが桜龍さんの文章で読みたいです！３章も更新頑張ってください！！ (2018年12月31日 0時) (レス) id: e28125c434 (このIDを非表示/違反報告)
桜龍(プロフ) - さか(´×`)さん» ふぁぁぁぁ!!来てくださって感謝です！まだまだ未熟だし…そんなにうまくないですけどね…。誉めてくださり素直に嬉しいです(＊>_<)ありがとうございます! (2018年12月29日 1時) (レス) id: 5df0891f93 (このIDを非表示/違反報告)
さか(´×`) - 面白かったです！ヤンデレを書くのが僕より上手くて何も言えません…鶴丸と斬鬼ちゃんのヤンデレ最高です!!見習いのかこ(平仮名で許してください)ちゃんも、すっごいいい子で良かったです！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: 1a9e06e98b (このIDを非表示/違反報告)
YUKIP(プロフ) - 桜龍さん！お久しぶりです！お話したいことがあるのでマイボードに出来れば来てください！ (2018年12月6日 22時) (レス) id: e52a61d0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜龍 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.orromame/
作成日時：2018年11月25日 19時
