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小湊だって人間だもんね ページ17

side福良
 
 
 
『福良〜?企画作ってみたんだけど見てくれん?』

福良「えっ小湊が企画?余裕あったの?」

『ちょっと息抜き中に思い付いただけ。詰めてはないから適当に見といて』


普通に大学も行ってて、記事も定期的に出していて、


QuizKnockにとても貢献してくれている小湊


めちゃくちゃ忙しいはずなのに企画まで……


『……俺はさ』

福良「ん?」

『河村みたいに完璧を追い求めて作ってない。福良みたいにいろんな要素を組み込んで考えてるわけじゃない。ただ、自分に出来ることとから適当に考えてみてるだけだから』


だから気に病むなって言いたいのか


『参考程度に見といてくれたら十分なんだよ。まぁ参考にもならねぇかもだけど』

福良「じっくり読んどく」

『はは(笑)ご勘弁』


小湊が来てからふた月ほど


周りをよく見ているし、機転が利いてすぐに行動に移せるやつだと思う


なかなか休憩しない河村を休ませることができるのも小湊だけ


『お茶淹れるけど飲みたい人〜』

須貝「あ、俺お願いしてい?」

こう「俺も!お願いします!」

『は〜い。須貝さんコーヒーでこうちゃんは…冷蔵庫にオレンジジュースあったな。それでいいか?』

こう「ありがとうございます!」


…ほらね


そのくらい自分のことも見てあげられたらいいのに


小湊の企画見てみようかな


東大生ならマジックのトリックも見破れる説、か


…と、いうことは


『どうぞ〜ミルクと砂糖も置いときますね』

須貝「おっ!気が利くね〜」

『集中してんな……お疲れこうちゃん』

福良「小湊〜」

『どした?福良〜』

福良「これって小湊はマジック出来るってこと?」

『おう。何種類か』


中々な特技だと思うんだけど……


もっとアピールしてくれていいのに


『…福良ってわかりやすいよなぁ』

福良「うそマジで?」

『もっと前に出しゃいいのにみたいなこと思ってんだろ』

福良「うん……思ってた」

伊沢「福良さん大好きっすね」

『お前に言われたくない。……なぁ福良』

福良「なに?」

『俺は人の前に立つのも上に立つのも好きじゃない。誰かが自分のせいで変わったりとか……そういうの嫌なんだよ』


その言い方、まるで経験があるかのような


福良「河村……じゃないよね?」

『ん?違ぇよ。彼奴はいつでも俺を認めてくれるし、分かってくれてるからな』

福良「そっか」


…嫌なこと思い出させちゃったかな


取り敢えず、企画は通しておこう


 

幼馴染の契り→←バレンタインその後



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作者名:神々の遊び | 作成日時:2021年8月12日 10時

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