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｢私な、4人家族やってん｣
大｢おん｣
｢パパとママとお兄ちゃんと私｣
大｢おん｣
｢ママとお兄ちゃんがパパに殺されてん｣
大｢…｣
｢なんで殺したのって言ったら何も言わんと全財産だけ残して警察行った｣
大｢…｣
｢償いとしてここの家賃と学費と生活費は払ってもらってる｣
大｢…ごめん｣
｢いやええよ？ほんま気にしてへんし｣
大｢その…見たん？｣
｢殺されたとこ？｣
大｢おん｣
｢ちゃんとこの目で血まみれのママとお兄ちゃん見たで。パパは返り血まみれやった｣
ほんまなんであのタイミングやったんやろな(笑)
｢今でも思い出せる｣
大｢…｣
｢…なんか空気重くなってごめんな(笑)｣
大｢ええよ、お粥できたで｣
｢ありがとお｣
たぁよし料理うますぎやろ。(笑)
大｢…安はやめとき｣
｢え？｣
何？いきなり人の彼氏貶すん？
｢なん、で？｣
大｢あいつ今多分別の女のとこおるで｣
｢…嘘やろ｣
大｢ほんまやって｣
｢…でも…｣
大｢電話出んかったやろ｣
｢…｣
大｢あいつはそーゆーやつやねんて｣
｢…｣
大｢軽音部女子少ないやろ｣
｢うん…｣
大｢みんな安に傷つけられて辞めてったんや｣
｢…｣
大｢歌鈴ちゃんは丸が守ってくれてなんとかなってるけど｣
｢え、丸山先輩？｣
大｢あそこ付き合ってるん知らんの？｣
｢知らない…｣
大｢花ちゃん危ないで。俺にフラれたからって次は安に目つけてるから｣
｢そーなん？｣
大｢おん。好きな子いるからごめんねーって｣
｢それは知っとったけど…｣
なんやろ、どーしたらええのかわからへん。
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作者名：せんぷうき | 作成日時：2018年4月22日 0時
