彼の茶髪は誰より明るい【二口堅治】

27茶髪 ページ30

「はぁ………」

今の状況を説明しよう。

場所 部室

黄金 私の前で小テストを持って正座。

吹上 上記と同じ。

作並 私の隣で困り顔(超可愛い)

私 おこだお?ねぇ、Aちゃんおこだお?








　 「吹上は良しとする。60点中32点だもんね。でもさ?黄金。なんでお前は6点なの!?ねぇ⁉あと二人共!英語の!小テストなのに!漢字で!しかもフルネームで!【横暴な人】のところに【菅原A】って書かない!先生も!【大正解!】で△で1点にしない!」


作並「菅原落ち着いて………」




そろそろ伊達工にも合宿がやってくる。そして………………


テストも。



工業生なので国語、数学、英語しかないが、その3教科で生死が決まる。


私と作並は10〜20位くらいをキープしているが、問題なのはこの2人。


2年生も3年生も、頭がいい人と悪い人で別れているので部活時間が短くなった分、部室で勉強会。


堅治先輩は頭がいい方の人である。









作並「黄金君。漢字………頑張ってみる？」


　 「吹上。お前はできる。ちょっと詰めが甘いだけだ。ちょっとしたスペルミスが多いだけ。頑張るぞー。」









…………………何だこの問題。

数学なう。
わからないなう。
聞くしかないけど作並君黄金で手一杯なう。
堅治先輩暇そうなう。




　 「堅治先輩〜この問題わかんないんですけど………」


二口「あぁ、コレ?これはこうやって………」







　 「こうですか?」

二口「そうそう!よくできたな〜(ナデナデ)」









へ？




あ、頭、撫でられた………。







菅原、終了のお知らせ。


　

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