40話 ページ46
その日の内に、私は産屋敷家へ報告に伺った。事前に連絡をしといたからか、お館様の私室には他の柱達もいる。
「なるほど。雄英セキュリティの破壊……か。
確かに何かありそうだね」
お館様の言葉に私は「はい」と頷いた。
「ただのマスコミが雄英バリアーを破れるとは思えません。誰かが裏で手を引いていたのでしょう」
それくらい学校側も気づいているとは思うけどね。
「ハッ！誰かが唆したにしても、マスコミごときに侵入されるたァ雄英も大したことねェな」
鬼殺隊の中でも指折りのヒーロー嫌いの不死川さんが、ここぞとばかりに雄英を貶す発言をする。まぁ事実だから私も否定はしないけどね。
「フム！生徒を預かるヒーロー育成機関が易々と外部からの侵入を許すなど、嘆かわしい！」
「やはりヒーローは信用出来ない。最高峰のヒーロー育成機関が聞いて呆れる」
不死川さんに続いて、煉獄さんや伊黒さんも結構厳しい意見を言う。
「そもそもヒーローなんかと協力する必要なんざねェだろ。あいつら弱ェし」
「伊之助！お前ヒーローの前では絶対それ言うなよ!?この間そのせいでヒーローにめっちゃ睨まれたんだからな!!
ア"ーーーーーーーーッ！思い出したら震えがァ!!」
「お前も恥を晒すな善逸！禰豆子に言いつけるぞ！」
「ゔっ！お前それを言うなよ炭治郎！俺が禰豆子ちゃんに弱いの知ってるくせに〜!!」
転生してから柱に就任した炭治郎と善逸と伊之助は通常運転だ。ちなみに、3人ともなんだかんだで前世の嫁さんと交際している。まぁ、善逸が禰豆子ちゃんに告白した時は炭治郎を初めとする水一門とひと騒動があったけど、善逸の熱意と禰豆子ちゃんへの想いに免じてとりあえず交際の方は認めてもらえたそうだ。
「善逸、言っておくが禰豆子との交際は認めたが結婚するなら俺を倒すつもりで来いよ？」
炭治郎が至って穏やかな顔でそう言うと、善逸はガチで怯えた顔になる。善逸なら、炭治郎の言うことが本気とかいてマジだってことくらい分かるだろうから当然だけど。
でも多分、炭治郎はなんだかんだで善逸のことを認めている。前世でも善逸と禰豆子ちゃんが結婚する時いろいろあったけど、それでも最後は認めていたからね。
てか、大分話が脱線したな。
「そろそろ本題に戻りますよ」
私がそう言うと場が一気に静まり返り、室内の全ての視線が私に集まった。私は静かに口を開く。
「結論から言いますと、お館様に言われたもう一つの任務の件、冗談じゃ済まされなくなるかもしれません」
その言葉と共に、室内がさっきまでより鋭い雰囲気になった。
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ナツピー(プロフ) - むいみおさん» その予定はありません。すみません。 (2020年6月12日 7時) (
レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
むいみお(プロフ) - 名前変換できるようにしないんですか？ (2020年6月12日 6時) (レス) id: e4d7652d9a (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 好きと言っていただけるなんて嬉しすぎます！更新気まぐれですけど楽しんで読んでいただけたら幸いです(^^) (2020年5月23日 16時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - すぅーー(息を吸ってる)好きィィィ！！です。はい。更新頑張ってください！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 7170e0490e (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 菊理さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるよう頑張ります(^^) (2020年5月17日 12時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2020年3月26日 0時
