1話 ページ5
幸千side
国立雄英高等学校
世界総人口の約8割が『個性』と呼ばれる何らかの特異体質を持つ超人社会にて、『個性』を悪用する『敵』に対抗する『プロヒーロー』を養成する学校。
No.1ヒーロー オールマイトや、No.2ヒーロー エンデヴァーなど、ヒーローの中でも世間の誰もが知っているスーパーヒーローを輩出した学校なだけあり、ヒーローを目指す日本全国の中学生の憧れの的となっている名門中の名門校。
そして、桜が咲き誇る4月。私──沖田幸千は今日からこの学校の生徒となる。
本来なら、この学校に通えることに誇りを持つところなのだろうが、私は硬い面持ちで目の前の校舎を見据えた。
「……今日からここが私の戦場か」
私がこの学校に入学するに至った経緯を説明するためには、今から約3ヶ月前まで遡らなければならない。
〜1月〜
年が明け、世間一般で言う冬休みが終わった直後のこと、私はお館様に呼び出された。
「雄英高校……ですか？」
「そう。幸千も知っているね？」
「そりゃあ有名ですからね」
なんでそんな学校の名前をわざわざ出してきたんだ？お館様が私を呼び出す時点で絶対何かあるとは思うけど……
何だかとっても嫌な予感がするわ
「それで、その学校が何か？」
「うん。幸千に雄英に入学してほしいんだ」
予感的中
ここで顔に出さなかった事を誰か褒めてほしい。
「幸千も知っての通り、ヒーローと鬼殺隊の溝は埋まるどころかますます深まりそうな状況だ」
少し硬くなったお館様の声に、私は背筋が伸びるのを感じた。
「たしかに、あちらは依然としてこちらの話に耳を傾ける様子がほとんど見られませんからね……」
「そう。別に子どもたちの手が足りない訳では無いけれど、それでもヒーローの妨害行為に対して苦情を入れても改善の見通しは未だついてないというのが現状なんだよ」
「それで私を雄英に？」
私の言葉に、お館様は静かに頷いた。
なるほど、話は見えてきた。つまり私は、ヒーローと鬼殺隊の融和のために送られるということか。
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ナツピー(プロフ) - むいみおさん» その予定はありません。すみません。 (2020年6月12日 7時) (
レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
むいみお(プロフ) - 名前変換できるようにしないんですか？ (2020年6月12日 6時) (レス) id: e4d7652d9a (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 好きと言っていただけるなんて嬉しすぎます！更新気まぐれですけど楽しんで読んでいただけたら幸いです(^^) (2020年5月23日 16時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - すぅーー(息を吸ってる)好きィィィ！！です。はい。更新頑張ってください！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 7170e0490e (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 菊理さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるよう頑張ります(^^) (2020年5月17日 12時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2020年3月26日 0時
