27話 ページ33
「5キロの負荷は結構凄いな…」
「私ちゃんと動けるかな？」
私たちは敵チームだから先にビル内に入って準備をしているのだが、尾白も透ちゃんも足に装着された重りに手こずってる様子だ。
まぁ、私は5キロ程度なら特に問題なく動けるけどね。
「私ちょっと本気出すわ。手袋もブーツも脱ぐわ」
そう言って透ちゃんは手袋とブーツを脱いだのだが、私と尾白は思わず顔を見合わせて苦笑いをした。
いや、分かるよ？透明人間としては正しい選択だって分かるよ？でもいいのかそれで？私はともかく尾白は男子だからね？
私は空気を変えようと軽く咳払いをした。
「とりあえず、私は基本木刀での戦闘が中心だから遊撃担当でいいよね？重りあっても私はそれなりに動けるし」
私が聞くと尾白も透ちゃんも異議なしとうなづいた。
「私は透明人間だから伏兵で！隙を見て捕まえるね！」
「じゃあ俺は核の防衛だな」
役割分担は大体定石通り。
私は轟と障子の個性が何か知ってるが、セコいと思われるのは嫌だから言わないでおくことにした。個性は知ってても戦闘スタイルはあまり知らないし。
「透ちゃんは基本隠密行動で相手の隙を見つけて貰うけど、重りは透明化しないからそこは気をつけてね。あと足音もね」
体重が重くなると、当然足音がして気配を隠しにくくなる。といっても、気配を消しても障子の個性で場所は知られると思うけどそこは言うつもりは無い。
「うん。そこは意識しとく！」
「尾白も…重りがあるといつもと同じ動きがしずらいだろうけど、焦らないようにね」
「了解」
準備時間が終わり、私たちは配置に着いた。私は、核がある部屋に来るためには必ず通らなければならない位置にある廊下で待機する。
そしてオールマイトの開始の合図と共に、私は木刀を抜いた。
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ナツピー(プロフ) - むいみおさん» その予定はありません。すみません。 (2020年6月12日 7時) (
レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
むいみお(プロフ) - 名前変換できるようにしないんですか？ (2020年6月12日 6時) (レス) id: e4d7652d9a (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 好きと言っていただけるなんて嬉しすぎます！更新気まぐれですけど楽しんで読んでいただけたら幸いです(^^) (2020年5月23日 16時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - すぅーー(息を吸ってる)好きィィィ！！です。はい。更新頑張ってください！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 7170e0490e (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 菊理さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるよう頑張ります(^^) (2020年5月17日 12時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2020年3月26日 0時
