15話 ページ21
顔見知り二人の言い争いに、緑谷は顔を青くさせていた。
「ボ…俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ」
「聡明〜〜⁉
くそエリートじゃねぇかブッ殺し甲斐がありそうだな」
何だこのひどい会話は。特にあの爆豪って奴、ヒーロー志望が聞いて呆れるな。爆豪の発言に飯田も少し引いてる。
私が呆れた顔をしていた時、爆豪も飯田もこちらの存在に気づいたらしい。飯田が出入口付近にいた私たちに近づいてきた。
「おはよう！俺は私立聡明中学の……」
「聞いてたよ！あ…っと僕、緑谷。よろしく、飯田くん」
「私は沖田幸千」
お互い自己紹介したら、飯田は実技試験のことを話し始めた。飯田は緑谷が実技試験の構造に気付いていたと思っているようだが、緑谷の反応を見る限りそれは無いだろう。
私は特に会話に加わらず、さっさと自分の席に座り本を読み始めた。
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。
ここは…ヒーロー科だぞ」
緑谷たちの会話にいつの間にか加わってた女の子の後ろから、なんかよく分からんがダルそうな声がした。
誰か来たのか？と思って入り口の方へ視線を向けると、そこにいたのは男性は寝袋に入って廊下に寝っ転がり、栄養ゼリーを一気飲みしてる男性。
はっきり言おう
「……不審者」
((((確かに不審者！))))
ボソリと言った私の言葉に、その場にいる者たちが心の中で同意する。
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。
時間は有限。君たちは合理性に欠くね」
こいつが担任か？
確かプロヒーローの…イレイザーヘッド…だったか？
この人も、オールマイトやエンデヴァーと同じ中立派だったから私もなんとなく覚えてる。
「担任の相澤消太だ。よろしくね」
手早く自己紹介すると、相澤先生は寝袋から体育着を出す。
「早速だが、
生徒たちは状況がよく飲み込めてなかったが、私は少し面倒事が起きそうな予感がしていた。雄英のシステムは常軌を逸すると聞いた事がある。
もしかしたら、初日から波乱が起きるかもしれないな……
そして、私が感じたこの予感は間違っていなかった。
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ナツピー(プロフ) - むいみおさん» その予定はありません。すみません。 (2020年6月12日 7時) (
レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
むいみお(プロフ) - 名前変換できるようにしないんですか？ (2020年6月12日 6時) (レス) id: e4d7652d9a (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 好きと言っていただけるなんて嬉しすぎます！更新気まぐれですけど楽しんで読んでいただけたら幸いです(^^) (2020年5月23日 16時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - すぅーー(息を吸ってる)好きィィィ！！です。はい。更新頑張ってください！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 7170e0490e (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - 菊理さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるよう頑張ります(^^) (2020年5月17日 12時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2020年3月26日 0時
