33話 ページ35
今日の授業を終えた生徒たちは、夕食を食べに大広間に向かっていた。
私はというと・・・
「スネイプ」
エバンズと廊下を歩いていたスネイプに声をかけた。エバンズは私がスネイプに話しかけたことにかなり驚いていた。
正直エバンズがいる時に声をかけたくなかったんだけど、スネイプがエバンズから離れてる時は大抵スリザリンの連中と一緒にいる。ついさっき連中と揉めたばかりだから、それはできれば避けたかった。
「なんだ？」
スネイプも初日のことがあるから私に良い印象は無いようで、警戒した表情をしている。でも、これは言っとくべきだと思った。
「『飛行訓練』の時はごめんなさい。私あなたにぶつかったでしょ？」
「え？」
スネイプもエバンズもまさか謝られるとは思わなかったようだ。2人とも目を見開いて数秒固まった。
「怪我はないみたいだけど、謝っておくべきだと思ってね。
用はそれだけよ。じゃあね」
なんとなく小っ恥ずかしくなった私は、言うだけ言ってさっさとその場を離れた。
.
「サクラ、スネイプ達と何話してたんだ？」
夕食を食べていた時、唐突にシリウスは聞いた。
「あら、見てたの？」
「遠目だったけどな」
シリウスは少し気まずそうにそっぽ向いた。シリウスがスネイプのことを嫌ってるのは知ってる。まあ気になるのも当然だ。
「それで？何話してたんだ？」
「『飛行訓練』の時にメリー助けようとして私もバランス崩しちゃったじゃん？その時スネイプにぶつかっちゃってね、謝ってたの」
「そんなことあったっけ？」
私たちの会話を聞いていたジェームズが口を挟む。ジェームズもシリウスも、私がスネイプにぶつかってたことは一切覚えてないようで首を傾げている。
「まあスネイプはすぐに箒にしがみついてたから、落ちたりはしなかったんだけどね」
「それってサクラが謝る必要ある？」
「だよな？別に相手は箒から落ちたわけでも怪我した訳でもないんだろ？なら謝る必要なんてないだろ。しかもスリザリンに」
ジェームズもシリウスもスリザリンをとてつもなく毛嫌いしている。わからなくもない。正直私もスリザリンの奴らは嫌いだ。
でも
「私はただ、自分で悪いと思った時は素直に謝るべきだと思っただけよ」
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ナツピー(プロフ) - 受験生さん» コメントありがとうございます。時間かかるかもしれませんが必ず続きは書くのでお楽しみに！ (2022年1月6日 7時) (
レス) id: 56c6e69f8d (このIDを非表示/違反報告)
受験生 - 初コメ失礼します！続きがすごく気になります！！更新頑張ってください！！ (2022年1月5日 23時) (レス) id: 5fbad7a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» こちらこそ誤解させる表現をしてしまいすみません。続きはもう少し内容が固まったら投稿しますのでお楽しみに(^ ^) (2018年12月21日 23時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - あ、重要な所突っ込んじゃってごめんなさい！そうだったんですね！続き楽しみにしてます♪ (2018年12月21日 23時) (レス) id: 84049ed362 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» コメントありがとうございます。マグル製品がまともに機能しないという設定は私も知っていますが、この物語の主人公のサクラはまだ入学してそんなたってないのでそのことは知らないという設定です。まあネタバレすると録音作戦は失敗に終わります。 (2018年12月20日 22時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2018年9月9日 21時
