26話 ページ28
今日はみんな朝から色めき立っていた。
理由は簡単
今日から一年生の必修科目のひとつである『飛行訓練』が始まるからだ。
マグル生まれの生徒たちも、期待と緊張に胸を膨らませているようで朝から落ち着きがない。かくいう私も『飛行訓練』はかなり楽しみだ。
自分が魔法使いだと知った時から、私はこの授業が楽しみで仕方なかった。私はこの授業のためにこの学校に入った言っても過言ではない。
ちなみに、その話を今日の朝食の時にジェームズたちにしたら大爆笑された。
「アハハハッ！まさかサクラがそんなに『飛行訓練』を楽しみにしてたなんてね！」
「そんなに意外？」
ジェームズの爆笑ぶりに首を傾げる私に、リーマスもこう言った。
「まあサクラはあまり運動好きには見えないからね」
まあ確かに私は見た目完全にインドアだしね。一応それは自覚ある。
「あなた達は箒乗ったことあるの？」
「もちろん！家の庭でよく乗ってたよ！」
「僕も乗ってた」
ジェームズとシリウスはそう言って勢いよく頷いた。
「僕は乗ったことないな・・・」
「僕も・・・」
悪戯コンビとは反対に、リーマスとピーターは自信なさげな様子だ。魔法使いの家に生まれた子も、全員が全員箒に乗ってたわけではないらしい。
「箒は正直、僕より弟の方がうまいけどな」
「え⁉シリウス弟いたの？」
「ああ、僕より２つ下にな」
なんとなく、彼は一人っ子なのだと思い込んでいた。そもそもあの吼えメールの一件以来、彼の口から家族の話を聞くのは初めてのことだ。
「あいつは多分、スリザリンに入るだろうな・・・」
そう言うシリウスの顔は、どこか寂しげに見えた。私はそれ以上聞かないことにした。
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ナツピー(プロフ) - 受験生さん» コメントありがとうございます。時間かかるかもしれませんが必ず続きは書くのでお楽しみに！ (2022年1月6日 7時) (
レス) id: 56c6e69f8d (このIDを非表示/違反報告)
受験生 - 初コメ失礼します！続きがすごく気になります！！更新頑張ってください！！ (2022年1月5日 23時) (レス) id: 5fbad7a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» こちらこそ誤解させる表現をしてしまいすみません。続きはもう少し内容が固まったら投稿しますのでお楽しみに(^ ^) (2018年12月21日 23時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - あ、重要な所突っ込んじゃってごめんなさい！そうだったんですね！続き楽しみにしてます♪ (2018年12月21日 23時) (レス) id: 84049ed362 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» コメントありがとうございます。マグル製品がまともに機能しないという設定は私も知っていますが、この物語の主人公のサクラはまだ入学してそんなたってないのでそのことは知らないという設定です。まあネタバレすると録音作戦は失敗に終わります。 (2018年12月20日 22時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2018年9月9日 21時
