15話 ページ17
ホグワーツに到着し、組み分けの儀式が始まった。
「ブラック、シリウス！」
僕の名前が呼ばれた。隣にいるジェームズは小声で
「先にグリフィンドールで待ってて」
と言った。
｢ブラック？｣
｢ブラック家の嫡男だ｣
そんな声が聞こえる。どうせこいつらは僕がスリザリンに入るとしか考えてないんだろう。僕は椅子に座り、組み分け帽子を被った。
「ふーむ」
帽子の低い声が耳元で聞こえた。
「ブラック家の子だね？ブラック家はスリザリンだと決まっておるが・・・」
「スリザリンは嫌だ」
子どもの頃からスリザリンに入れと当たり前のように親や親戚から言われてきた。
「シリウス、私はお前の選択に口は出さない。
お前のやりたいようにやってみなさい」
ただ1人、僕の選択を後押ししてくれた叔父
「先にグリフィンドールで待ってて」
ブラック家の僕がグリフィンドールに入ると信じて疑わないポッター家の嫡男
「確かにブラック家である君にはスリザリンに入る資格が十分にある」
僕は無意識に拳を握りしめた。やっぱりスリザリンに組み分けられるのだろうか？
「だが・・・周りに流されず、自分の意思をとおそうとするのは間違いなく勇気だ。
君には確かにその資質がある」
帽子の言葉に僕は少し肩の力を抜いた。自分でも気づかないうちに緊張してたらしい。
「今一度問おう。
君はどの寮に入りたい？」
どこに・・・？
そんなの
「決まってるだろ」
迷いなんてあるはずない
「よろしい
グリフィンドール！」
僕は帽子を置き、足取り軽く歓声に湧くグリフィンドールのテーブルへ行った。
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ナツピー(プロフ) - 受験生さん» コメントありがとうございます。時間かかるかもしれませんが必ず続きは書くのでお楽しみに！ (2022年1月6日 7時) (
レス) id: 56c6e69f8d (このIDを非表示/違反報告)
受験生 - 初コメ失礼します！続きがすごく気になります！！更新頑張ってください！！ (2022年1月5日 23時) (レス) id: 5fbad7a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» こちらこそ誤解させる表現をしてしまいすみません。続きはもう少し内容が固まったら投稿しますのでお楽しみに(^ ^) (2018年12月21日 23時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - あ、重要な所突っ込んじゃってごめんなさい！そうだったんですね！続き楽しみにしてます♪ (2018年12月21日 23時) (レス) id: 84049ed362 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» コメントありがとうございます。マグル製品がまともに機能しないという設定は私も知っていますが、この物語の主人公のサクラはまだ入学してそんなたってないのでそのことは知らないという設定です。まあネタバレすると録音作戦は失敗に終わります。 (2018年12月20日 22時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2018年9月9日 21時
