9話 ページ11
ボートが船着場に到着し、全員が上陸した。私たちは石段をのぼり、巨大な樫の木の扉の前に集まった。
「みんないるな？」
大男は確認し、城の扉を3回たたいた。
大きな音をたてて扉が開き、中からエメラルド色のローブを着た背の高い厳格そうな雰囲気の魔女が現れた。
あの人のことは知ってる。私の家にホグワーツの説明に来てくれた先生だ。確か名前は、マグゴナガル。
大男はマグゴナガルに向かって頭を下げた。
「マクゴナガル先生、イッチ年生の皆さんです」
「ご苦労様、ハグリッド。ここからは私が預かりましょう」
大男──ハグリッドはまた頭を下げると、大広間に入っていった。
みんなはマクゴナガルに従って、松明の炎に照らされた石畳のホールを横切っていった。
『すごい・・・』
列の後ろの方を歩きながら、私は思わず日本語で感嘆の声を上げてしまうほど豪華な玄関ホールを見回した。天井はどこまで続いているのかさえ分からないほど高く、壮大な大理石の階段が正面から上へと続いている。
こんなのテレビとかで特集されてた超大金持ちの屋敷とかでしか見たことない。
本当なら私には一生縁のない場所だよな・・・
なんとなく遠い目になってる気がする。
マグゴナガルは大広間──ではなく、ホール脇の小さな部屋に私たちを案内した。
「ホグワーツ入学おめでとう。
わたしは副校長のミネルバ・マクゴナガルです」
マクゴナガルの挨拶の後、軽く寮の説明がされた。
「ホグワーツにいる間は、寮が皆さんの家です。良い行いをすれば寮に加点がされ、逆に悪い行いをすれば減点されます。
学年末には最高得点の寮に名誉ある寮杯が与えられます」
つまり何かしらやらかすと連帯責任になるってことね。
最初のうちは気が抜けなさそうだな・・・
まあ、そういうの全く気にしなさそうな奴らが約2名いるけど
私は少し離れたところでヒソヒソと楽しげに話しているジェームズとシリウスをチラリと見た。
｢さあ行きますよ。一列になって着いてきてください｣
マクゴナガルの号令とともに、私たちは部屋から出て行き大広間に入って行った。
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ナツピー(プロフ) - 受験生さん» コメントありがとうございます。時間かかるかもしれませんが必ず続きは書くのでお楽しみに！ (2022年1月6日 7時) (
レス) id: 56c6e69f8d (このIDを非表示/違反報告)
受験生 - 初コメ失礼します！続きがすごく気になります！！更新頑張ってください！！ (2022年1月5日 23時) (レス) id: 5fbad7a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» こちらこそ誤解させる表現をしてしまいすみません。続きはもう少し内容が固まったら投稿しますのでお楽しみに(^ ^) (2018年12月21日 23時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - あ、重要な所突っ込んじゃってごめんなさい！そうだったんですね！続き楽しみにしてます♪ (2018年12月21日 23時) (レス) id: 84049ed362 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - cherryさん» コメントありがとうございます。マグル製品がまともに機能しないという設定は私も知っていますが、この物語の主人公のサクラはまだ入学してそんなたってないのでそのことは知らないという設定です。まあネタバレすると録音作戦は失敗に終わります。 (2018年12月20日 22時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2018年9月9日 21時
