03.転校生は ページ3
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春休み明け、いつもと同じようにリムジンで送ってもらい、教室へ急ぐ。
これもめずらしい光景ではない。
お嬢様やお坊っちゃまばかり集まる私立校なのだから。
ここにいる大概の人はみんなここに併設されている幼稚園から一緒で、ほぼみんな知り合いといったところだ。
『おはよう。』
友達「おはよう、今日は転校生が来るそうよ!」
いくらお金持ちのお嬢様とはいえ、トークが耐えないのが女子というものなのだろう。
『そうなの、楽しみ!』
しかしながら口元に手を当てて笑う仕草や丁寧な言葉使いはやはりお嬢様特有のものだと思う。
おはようございます、と高い声で発しながら教卓に立った彼女もここの学園卒のお嬢様育ち。
転校生を紹介します、という声でざわめいていた教室はしーんとし、緊張から教室の空気が張り詰める。
「藤井流星です。よろしくお願いします〜。」
のんびりとしたその声と笑顔は、教室の空気とは不釣り合いなものだった。
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たくさんの評価ありがとうございます。
まさか一日足らずで復帰させていただけるとは、、、。
かなりの短編となってしまうかもしれませんが、しばらくの間、こちらのお話をよろしくお願いします。
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たぴおけ(プロフ) - 由奈さん» ありがとうございます(;;)気に入っていただける作品があったのならとても嬉しいです! (2019年7月28日 16時) (レス) id: 3d88a52c90 (このIDを非表示/違反報告)
由奈(プロフ) - はじめまして、こんにちは!いつもたぴおけさんの作品を楽しみにしています!私的には神山くんの作品が好きです!これからも応援しています! (2019年7月28日 16時) (レス) id: 7439b31eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たぴおけ | 作成日時:2019年7月28日 0時