にじいろがーる 2 (JW) (ページ14)

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・淳太の家ページ14

中間side

『淳太くん。』

「なんですか。」

『このあとお仕事？』

「オフやけど。」

『泊まり行く。』

「はぁっ!？」

『…あかん？』

「…ええよ。」

そんな超ウルウル上目遣いで見つめられたらダメって言えないやんか。

『やった！淳太くん家～！』

でもやったぁって喜んでるの見れるならまぁええかって。

ってことで仕事終わりに俺の家に。

「服とかどーするん。」

『下着だけ持ってきた。』

「いや泊まる気満々かよ。」

『なんか服貸してな？』

「はいはい。」

まだ運転できない葵を助手席に乗せてれっつごー。

家に着いたらはしゃぎ放題。

『広い！！！楽しい！！！』

「よかったな。」

『ん！泊まらせてもらうんやし夕飯つくるわ！』

「あ、ほんま？」

『ほんま！(笑)』

「じゃあお言葉に甘えて。」

『あーい。何がええ？』

「カレーとか」

『おけ！…あ、カレーは甘口やからな。』

「なんでや。」

『うちが甘口以外食えないの知ってるやろ。』

キッチンでカレー(甘口)を作ってくれている葵をカウンターから見つつおしゃべり。

キッチン立ってる姿みて、おっきくなったなって。

『ん、あと煮込むだけ！』

「ありがとう。」

『どーいたしまして！』

カレーが盛り付けられたお皿を運んで。

「え、俺の前座るんちゃうん。」

『いや、隣がええ。』

ダイニングの4つある椅子、普通のお客さんはみんな俺の向こう側に座るのに、隣に座ってくるだけで可愛いな、なんて。

『…どう？』

「ん、うまいで。」

『よかった、(笑)』

なんて新婚みたいな会話して。

「風呂、先入っておいで。」

『ありがとう！』