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84話 ページ36

夢に忍び込んだ人side

早くしないと・・・!

それにしてもこの子普通な生活に見えるけど・・・

あった!
ここが核への入り口

っ!

「なに・・・ここ・・・」

そこにあったのは白い綺麗な空間と暗くどす黒い空間が入り交じった見てるだけで吐き気がしそうな世界・・・

「早く・・・早く・・・壊さなきゃ・・・」
『辞めろ』
「っ!」

声がした方を向くとこの記憶の持ち主の女の子がいた

『これを壊せば私は完全に壊れる』

何を言っているのか全く分からない・・・

分かるのは目の前にいるのはさっきの女の子よりも何か凶悪な何か

『私を殺さないでくれ・・・俺を産まさせないでくれ』

自分の目から涙が出ていたことに気づいた

気がついた時には現実世界に戻っていて目の前には意識空間にいた女の子が居た

『嫌なものを見せてしまった・・・済まない』
「何故!」
『ん?』
「何故・・・あなたは・・・」
『俺は・・・いや、私はやっては行けない過ちを冒した・・・その償いのためにこの仕事をしている・・・私を壊さないでいてくれて有難う・・・これでまだ私で居られる』

女の子が本当に嬉しそうに微笑むのでこちらも幸せな気持ちになった

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作者名:闇黒嶺 x他1人 | 作成日時:2019年12月11日 18時

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