前世ではヴィラン今世では鬼･･･Part2

84話 ページ39

母「義勇さん本当にいい人ね」
『嗚呼･･･ほんとに助かるよ』

義勇は2年前から仕事のない日は勿論仕事がある日でも昼間は来て弟達の世話をしてくれている
武雄と木を切れるようになった茂を連れて山に行くこともしばしば

母「それはそうと義勇さんとはいつ祝言を挙げるの？」
『ﾌﾞﾌｯ！』

私は母さんの言葉に飲んでたお茶を思わず吹いた

言った当本人はクスクスと笑ってる

『な、何言ってんの！？義勇とはそんな関係じゃない！』

私は顔を赤くしながら答える

母「あら違うの？そう言えば義勇さんも顔を赤くしながら違いますって言ってたわね(ｸｽｸｽ」
『ま、待って母さん！義勇にその話しをしたのか！？』
母「えぇ！反応が可愛くてお母さん年甲斐にもなくはしゃいじゃったわ(ｸｽｸｽ」
『なんで･･･義勇が･･･？』
母「本当に貴女ってこういう話には疎いのね」
『そ、そりゃぁ･･･あっ！そうだ！』
母「？？」
『炭治郎の怪我がもう治ったんだ！明日連れてくる！』
母「そう･･･」

母さんは嬉しそうに微笑む

『2年ぶりだね･･･やっと家族が揃う･･･』
母「えぇ･･･この時をどれだけ待ち望んだことか･･･」
『ごめんな･･･2年もかかっちまった』
母「貴女は良くやってくれわ･･･有難う」
『うん･･･』

私は流れ出そうだった涙を必死に抑えた

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