鬼を滅する鬼【時透無一郎】

運命 ページ21

『上弦と戦うなんて久しぶりだなあ!!ワクワクしちゃう!!』

　ﾋﾞｭﾝ

　ﾊﾞｯｻﾞｯ

　氷の呼吸−参の型−氷嵐(ひょうあらし)

猗「ぐっ…」

猗(コイツがたえず攻撃してくるから技が出せぬ!!)

猗(人間の方だけは殺したいところだ)

　ｸﾞﾝ

　ﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭ

猗(夜明けはまだか！)

　ｶﾞｷｲﾝ

猗「かっ…」

猗(まずい！頚を斬られる!!)

猗「ヌオオオオ!!」

煉「オオオオオ!!」

猗(もうこれは逃げるしかない!!)

　ｺﾞｷｯ

　ﾊﾞｯ

　『逃がさないぞ!!』

　ﾀﾞｯ

　ﾋｭｶﾋｭｶ

　(もっと速く走らなければ…!!もっと!!)

　ﾋﾞｭﾝ

　ｶﾞｷｯ

　入った！いける…っ!!

　ﾋﾞｭﾝ

猗「ぐああっ」

　『随分楽しく遊ばせてもらったよ。さよなら』





・




　『煉獄さん!!大丈夫ですか!?』

煉「ああ、だい、じょうぶ、だ…」

　『大丈夫じゃ、ないですよ…』

　『…今すぐ帰りましょう!!遠いですが』

　『煉獄さんは多分、っていうか絶対に内臓がやられているので、どっちにしろ動けません』

　『帰りましょう!!』←曇りなき眼

煉「…だが、少年たちはどうするんだ？」

　『置いていきます！』ﾆｺｰｯ

煉「置いていく!?見捨てるわけではないから大丈夫だと思『行きましょう！』……」←強引w

　『しっかり捕まっていてくださいね』

　ﾋﾞｭﾝ

煉(速い…!!口を開けると舌を噛みそうだから言わないでおこう)

　『炭治郎君たちー!!私は煉獄さんを蝶屋敷へ送り届けてくるから、こっちはよろしくねー!!』




・


　

　『着きましたよ、しのぶさーん』

胡「はいー」

・

胡「なるほど。上弦の参と戦い、勝利。煉獄さんは内臓を少し傷つけただけで終わったと」

胡「これはお館様へ即報告ですね。治療は完了しました。あとはご自分の屋敷の方で安静にしていてください」




・




御「杏寿郎、Aで上弦の参を撃破したんだね。勿論、炭治郎たちの助けもあったが。これは100年ぶりの上弦撃破だ。あまね、これからは運命が大きく変わるかもしれないよ」

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